2009年04月25日(土) |
巨額損失発表直前の3200億円のボーナス |
報道
1、メリルリンチ救済、FRB議長らがバンカメに「圧力」 2009年2月13日 読売新聞 2、メリル幹部に3200億円 2009年2月13日 読売新米金融大
メリル幹部の3200億円のボーナスがスキャンダルに発展するのだろうか。 メリルリンチが巨額損失を発表する直前の昨年12月、幹部社員696人に1人あたり100万ドル(約9000万円)を超すボーナスを支給していた。支給総額は36億ドル(約3200億円)にのぼり、上位の幹部4人には計1億2100万ドル(約109億円)が支払われたという。
巨額損失で独立した経営が困難になった時、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)メリルリンチの救済買収するよう、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長とポールソン米財務長官(当時)2人が、買収を成立させるよう圧力をかけていたという。報道の通り圧力を超えた脅しに近い内容である。これらもスキャンダルに発展しないのだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1、メリルリンチ救済、FRB議長らがバンカメに「圧力」 2009年2月13日 読売新聞 【ニューヨーク=山本正実】米金融大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)が昨年、米証券大手メリルリンチの救済買収を決めた際、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長とポールソン米財務長官(当時)から、買収を成立させるよう圧力を受けていたことが、明らかになった。 ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ司法長官が23日、バンカメのケネス・ルイス最高経営責任者(CEO)への事情聴取で得た証言を公表した。 資料によると、バンカメは昨年9月、メリル買収で合意し、12月に株主総会で承認された。その後、メリルに巨額の損失が生じたことが判明し、ルイスCEOが買収手続きを中断しようと示唆したところ、ポールソン長官から「買収を実現しなければ、経営陣を交代させる」と告げられたという。長官は、バーナンキ議長の要請で圧力をかけたと証言したという。 バンカメは、買収したメリルの損失を今年1月まで公表しなかったため、株価が急落し、年金基金などの株主から訴訟を起こされている。
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2、メリル幹部に3200億円 2009年2月13日 読売新聞 損失発表の直前 696人にボーナス 【ニューヨーク=山本正実】米金融大手メリルリンチが巨額損失を発表する直前の昨年12月、幹部社員696人に1人あたり100万ドル(約9000万円)を超すボーナスを支給していたことが11日、ニューヨーク州の司法当局の調査で明らかになった。支給総額は36億ドル(約3200億円)にのぼり、上位の幹部4人には計1億2100万ドル(約109億円)が支払われた。通常なら1月に支給される時期を「ひそかに繰り上げて」(同州のクオモ司法長官)支払ったとみられる。州当局は、損失公表前にボーナス支給を強行した疑いがあるとみて調査を進める。
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