2005年02月21日(月) |
アルコール中毒という名の宿命 |
癒しの森557
ため息が出るようなことを書かなければならない。癒しの森には適合しないのであるが、2月14日に書いたホームレスCさんの生活保護の件がパーに成ってしまったので記述したい。Cさんの住む場所を確認して、ここを住所として生活保護を受ける申請をするため2月17日第一段階の確認作業を行なうことになる。16日の朝も何時もの場所で「明日8時に私の家に来ること」と確認してあった。本人も10年近いホームレス生活から抜け出されるので、夢のような出来なので喜びを前面に出していた。
NPO法人「ホームレス支援ネットにいがた」の支援で生活保護を受けることが出来れば、家賃35500円(最高)生活費として約70000円の支給となる。その他治療費等が無料(公的な負担)になるなど、生活が一変するのである。ところが17日何時まで待っても来ないのである。翌18日の朝何時もの場所に行くと、準ホームレスのSさんがいたのでCさんの消息を尋ねる。Sさんは16日午前中に少々のお金が入り16日の夜から17日の朝まで酒に浸ってふらふらであったとのこと。生活保護を受けるには、守らねばならないルールが多くある。最初の一日目の約束をこのような形でキャンセルするようではどうにもならない。アルコール中毒という名の宿命であると思った。 結論としてこの人の生活保護の活動は中止の方向となる。
・最低の 約束さえも 破壊する アル中患者 哀れな宿命
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