米国発 金融危機関連情報

2004年01月31日(土) 映画・音楽鑑賞足遠のく

 内閣府が24日付で発表した「文化に関する世論調査」によると、年間で劇場や会館に行き、映画、演劇、音楽、美術を直接鑑賞した人が減少している。前回調査(1996年)の54.4%、今回調査で50.9%に落ち込んでいる。報道では文化活動全般への関心が薄まる傾向にあるとしている。

 しかし、このデーターのみで文化活動全般への関心が薄まる傾向にあると判断できないと思う。インターネット、カラオケ、ゲームなど娯楽が多様化している。小泉首相はオペラ、歌舞伎、映画観賞に頻繁に出掛け、施政方針演説で「文化・芸術を生かした豊かな国づくり」を訴えている。このように観賞に行くことだけが文化ではないと思う。           
 
 調査によると文化活動の重要性について、多少減少したといっても8割以上の人が「大切だ」と思っている映画・演劇・音楽鑑賞も文化活動であるが、文化を伝える最大のメディアは活字である。よって、国民がどれだけ活字(インターネットを含む)に接しているかが文化のバロメーターではないか。癒しの森27で「作者との対話」と題して少々記述した。今日はその時書いた短歌を引用したい。」
  
 ・良き書物 活字の中に 心あり 作者と交わす 今宵のひと時
     
        


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石田ふたみ [MAIL]

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