2003年11月21日(金) |
銀杏の勇姿 (7号で引用) |
11月18日、村松町慈光寺の銀杏を見に行く。晴天で車の中は温かいが、外に出るとさすがに寒い。銀杏の大半が落葉しているかと思っていたが、ことしの秋の暖かさでまだ20%余りであった。それでも大地は黄色の絨毯になっており、まさに秋の深まりと初冬を感じさせる風情である。銀杏の中には黄色の葉を多く残して佇み、背後の杉林をバックに見事な色彩美を演出している木もあった。自然の美しさは、人に感動を与える力を秘めている。
300年以上経った銀杏の大木を下から見上げると、なんともいえない迫力がある。現存する植物としては、地球上で最も古いのだ。進化論のダーウィンは「種の起源」の中で、「太古(2億年)の昔より生き抜いた化石」と表現した。他の生命・植物が絶滅するほどの氷河期を4回も耐えたのだ。そして、太古のままの姿で現在も生き続けている。
・氷河期を 耐えつつ生きた 二億年 生きた化石の 雄姿厳たり
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