2011年03月24日(木)



人間は思いの外無力で
簡単に命を落とすが
同時にすごいパワーを持っていると
改めて思う。

世界の人々の好意に感謝したい。
これがこれまで日本が培ってきた信頼の裏返しか
外交上の損得に起因するかどうかは分からないが
少なくとも素直に喜ぶべき事だ。
ただ、人間は飽きやすく忘れやすい生き物だから
熱が冷めない事を祈るのみだ。

日本人の非常時における遵法精神が
海外で褒め称えられていることに
誇りを覚えるが
やはり中には自分の事しか頭にないクズが存在して
困難に立ち向かう人達の足を引っ張っている。
家族や家や思い出さえも失った人達の立場に立てば
為すべき事と為すべきでない事など簡単に分かる。
そんな想像力さえ持たない動物以下の日本人が存在する事を
私は恥ずかしく、そして悲しく思う。
せめて邪魔はしないでいてくれ。

子供の力強さを初めて目のあたりにした気がする。
満たされ甘え切った未来の担い手を心配していたけれど
杞憂だったかもしれない。
悲しい現実に直面して
先も見えない状況になったけど
せめてその環境が少年と少女をもっと強くして
育ててくれることを願う。

死刑宣告に等しい運命を受け入れて
家族や日本のために働く人達がいることを
忘れてはならない。
信頼していた色々なものの脆弱さに気づいたけど
その責任の在りかを探すことに
一生懸命になってはならない。
最善を尽くしていない人間と
自分の保身を優先する人間が
いつか、いつか気づく事を願う。

日常は否応なしにやってくるけど
わかっているはずだ。

いつも以上に小さな選択を誤らないことが
いま求められている気がする。


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日記才人