2005年01月17日(月)



昼近くまでまどろみ
寝起きに熱いシャワー。
その日のニュースをネットでチェックしながら
今日一本目のタバコをくゆらす。
なにも予定のない
のんびりな休日の始まり。

カーテンを開けると
外は昨夜から降り続けた雪で
景色が変わっていた。
窓を開けると澄んだ空気が部屋に流れ込む。
わずかに雪の匂い。
深呼吸をしてからおもむろに行動を開始した。

まずは先日買ってきた、マーク・ルッソのCDを
プレイヤーにセットし、
良質なアルトサックスに聴き惚れながら
休日の日課である部屋の掃除をした。

1週間分たまった洗濯物もまとめて洗濯機に放り込み
買ったままでほったらかしにしていた
写真集をパラパラとめくる。

2時も過ぎると小腹が空いたので
食事にでかけた。
その前にまず本屋だ。
以前から目をつけていた市川拓司の「そのときは彼によろしく」を購入。
それと、温泉雑誌。

それから本屋の近くにあるパスタ屋に入り
ほうれんそうとベーコンのクリームパスタを注文。
初めて見る店員は初々しくぎこちなかったが新人だろうか。
クリームパスタにはタバスコをたっぷりふりかける。
クリームスープがすこしピンクになるくらいが好み。
どこかのだらしない客のおかげで
キャップについていたタバスコが指につくが
いつものことだ。
とても美味しくいただく。

パスタを味わいながら読みふけった「そのときは彼によろしく」
はとてもよい物語だった。
この作者の文章は綺麗で丸みを帯び
そしてなにやらくすぐったい。

生きるために必要なこと
自分を必要としてくれる人
愛のスタンス
なにかを決断する時の胸を締め付けるような覚悟。

そういったものに共感しながら
客のまばらなパスタ屋で
僕はこの物語を読みふけった。
いい感じだ。
続きは部屋でゴロゴロしながら読むことにしよう。
目も疲れたし。




ぐあ!

指についたー

タバスコがー

目ぇーにぃー!(休日終了)


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日記才人