天気のよい日曜日。 この日は以前から計画していたとおり えみちんと二人で、はとバスに乗った。 東京観光だ(最後かもしれないしな)
10時に新宿駅というかなり早い時間設定に 寝坊しないように早めに起きた。 えみちんはというと前日は夜遅かったらしい。 だが彼女は寝ずとも活動できる変わった人。 ボクにモーニングコールするほどの余裕だ。 まぁ多分、信用されてなかったのだろう。 (ちゃんと起きましたエライ?)
新宿駅東口の前に はとバス乗り場がある。 そこへ行くとえみちんがいた。 実は今回会うのは2年ぶりの2回目で えみちんは髪型も変わっていたが 一発で分かった。 相変わらずキレイだと思う。 二人並んで歩くと どう見ても釣り合いが取れてないと 自覚できるところが悲しい。 それほどの女性だ。 でも働き過ぎだ(寝ろよ) 2年ぶりの逢瀬を喜び合う。
じゃぁバスに乗ろうかということになって アルタ前に3台ほど止まっていた中の 2階建てバスにボクは心惹かれたのだが 残念ながらそのバスではなかった(しょぼん)
そして間もなく出発。 向かった先は皇居。 感想としては無駄に広いと思った。 あれだけ土地が余ってるならくれないだろうか。 別にあんなに広い土地いらんやん。
ただっぴろーい。
でも広い空間を歩くのは心地よいと思った。 そういえば東京にきてからはそういう散歩をしたことが なかったかもしれない。 玉砂利の広場を歩くと ああ。そういえば砂利道も久しぶりだ。 と気付く。 やはり東京とはそういう土地なのだ。 えみちんも歩くのが好きなほうだ。 たぶん。 初めて会った時、新宿の街をかなり歩き回った記憶がある。 そういった、余裕をもった時間を過ごしたい。と思う点では 彼女とは気が合うと思う。 でも働きすぎだ。
次に浅草へ行った。 よくテレビで見ていた雷門が目の前に見えた時は なんだかちょっと不思議な気がした。
もっと下町っつー下町を想像してたが ちょっと大きな寺の境内みたいだなと思った。 二人で甘いもの食べた。 なんという店だったろう。梅屋?なんだっけ? とにかくぜんざいが甘かった。 ていうか重すぎ。
ずっしり。
それから二人でなんとかっていう寺に行き おみくじをひいた。 えみちんは凶だった。 ぷぷぅー! 凶て!初めて見たよ! つーか有り得ねぇ!ぎゃはは!
俺も凶ひいた。
なんだこの寺は。 嫌がらせか。 つーか道理で今年に入ってから良い事がない。
えみちんは 「おかしい!そんなはずないモン!」 と目の前に突きつけられた現実を直視しようとせず 再度ひく。という おみくじの存在意義を根本から覆す行動に出た。
結果、また凶。
待ち人、金運、恋愛運などなど いくつかある項目全てにおいて 気持ち良いくらいことごとく否定されてた。 笑った。
次にお台場へ行った。 僕は1年近く東京に住んでいたが 実はこのメジャーなスポットに行ったことがなかった。 なので楽しみにしていた。 もしかしたら芸能人などに会えるかもしれない。
レインボーブリッジを渡り 見えてくるフジテレビ社屋。 うわ。テレビのままだー。 すげー。
なんか埋立地っぽいところに ちょっとキレイな街があった。 街か? 僕的には科学館とかあったの行きたかったけど 時間がなくて無理だった。ちっ。
フジテレビの中を見学して クイズミリオネアのセットを組み立ててるのを見た。 日曜だから撮影はしてないそうだ。 テレビってのは土日関係ないのだと思っていたが そうではないらしい。
それから海へ行き なんだか分からないけど自由の女神とか見て 犬がいっぱい散歩してたので 触ったりして遊んだ。 面白かった。 海を見たのは久しぶりだ。 いい散歩コースだと思う。 天気もいいし 家族連れが多かった。 海は汚かったけど 夏は泳げるらしい。
最後に東京タワーに登った。 高かった。 札幌テレビ塔より高いと思った(そりゃそうだ) 混んでて特別展望台に行けなかった。残念だ。 時間があったのでトリックアート美術館に行った。 僕、結構騙される。 えみちん。なにがトリックなのか理解するのに時間がかかる様子。 えみちんの脳構造は特殊なのだと思った。
帰り際オモシロい写真があったので撮影しておいた。
見えるかな?おっぱいプリン。
新宿に到着したのは5時過ぎだろうか。 朝の10時からの旅だったから 結構のんびりできるだろうと思っていたけど 思いのほか時間に追われて 僕ら二人は毎回集合時間ギリギリだった(ダメコンビ) もう少しゆっくりと回りたかったけど 全部はじめて行くところだったので 僕はとても楽しかった。 えみちんはどうだったのだろうか。 僕と一緒にいて楽しかったのだろうか。 まぁ楽しかったに違いない。
帰りに足裏マッサ行った。 初めて行く店だ。 結構、静かなカンジで 落ち着けそうな店で僕はとても気にいった。 なんかズボンを脱いで半パンに着替えさせられた。 いきなり 「下脱いでくださいね。」 と言われて え?なに?そういうマッサージ? とか思ったのは僕だけではないはず(テレ 隣のえみちんとはカーテンで仕切られていて 僕は覗いてやろうかと思ったのだが 後が怖いのでやめておいた。 残念だ。
マッサージ師のお姉さんはとても気さくな人で 話がはずむ。 業種と住んでる街を言ったら 一発で会社当てられた。 アイツはエスパーだと思う。 僕は胃が疲れてるといわれた。 ストレスかなぁ。 あと脳が疲れてるとか(どうせ足りないですよ) えみちんは足裏マッサには目がない。 言ってみればマッサふぇちだ。 ていうかオタだ。 あんだけ寝ずに活動していれば 体のひとつもおかしくなろうというもの。 マッサージに頼らずに 生活を少し休めてはと思うのだが 彼女にとってはそれが普通らしい。 どうか無理せず元気でいて欲しいものだ。
今回は遠くに行く前に遊べてよかった。 実に2年ぶりに会ったわけで 次はいつ会えるか分からないけど 僕が寂しいと言えば きっと宮城まで来てくれると信じている。
ありがとね。
登場人物紹介。
えみ:Speak easy オフィス街で働く美しきOL。 にも関わらず夜もバイトなどしたりする エネルギッシュな人。 というよりも無茶な人。 2年前に一度会い、 それ以来ぱったりと連絡を絶っていたが 今回、いきなり連絡をよこして僕を驚かせた 猫がそのまま人間になったかのような女性。 見た目の毛並みに心を奪われ 撫でようなどとしたらすぐさま反撃を食らいそう。 猫は猫でも野生。 そしておみくじは凶(ぷぷっー!)
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