小野瀬 遥の日記
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2008年03月07日(金) ずしり

愚鈍に寝たいだけ寝て 半ば眠っているような意識で日々を繰り返す
退屈を忌み嫌いながら その根本原因病理には ほおかむり
少し熱心になる瞬間といったら くだらない遊びに興じる時など
目先の快楽を追い駆けている時くらい
なぜそんな糞おもしろくもない気分で この貴重な一日一日を
塗りつぶせるのかというと いつどんな時も現実は
彼女にとって「予行演習」だからだ つまり仮
「今はあくまで本当の人生、本当の幸福にいたるための途中、リハーサル」だと、彼女は
そう思いたいんだ 故に 30、40になろうと
彼女は言い続ける 自分の人生の本番はまだ先なんだと
そのうち必ず本当の幸福が 向こうからやって来てくれるのだと
そう飽きもせず言い続け 結局は 老い・・・・死ぬ!!
その間際嫌でも気づくだろう 今まで生きてきたすべてが
まるごと「本物」だったことに
人は生きているこの瞬間瞬間が本物であり、リハーサルもクソもない。当然だ。
人生はいつだって本番なんだ。
幸福を掴む為にはその瞬間瞬間に努力をしなきゃならないし、
なにもしなければ腐っていくのもまた当然。
この女はそこを履き違えている、常に夢心地・・何とかなると考え、
真剣に取り組むことがない。だから能力以前にダメなのだ。


小野瀬 遥