ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
この間長野の大魔人の書架から借りてきた本は、ちょうど1年前に大魔人が読んでいた本だった。
どうしてそれが分かったのかと云うと、本に挟んであった2枚の栞。 それは、2008年2月29日付の病院の診察票と郵便の振替票だった。 振替票はどこぞの書店の名前があったので、たぶん古本でも買ったのだろう。
それを見て、なんか感傷的になってしまった。ああ、この頃はまだ生きてたんだ、って。亡くなった直後より、時々見つかるこんなことが、大魔人の死を淋しく思わせる。
そのままその二つの栞を読み終えるまで使った。この紙をラミネートして取っておこうかとも思ったんだけど、そのまま挟んで書架に戻しておくことにした。たぶん、この本は私以外に読まれることはないだろうし、私が再読することもないだろうけど。
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