ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
ふいに焼魚が食べたくなるも、色々あっていつもの神田の居酒屋へ行く。
ぶりの塩焼きとほうれん草のバターソテーを注文する。 連れの某ちゃんがでっかい声で「ほうれん草のシュウ酸がおち○ち○にたまって石になって病気になる」と云うもんだから、両脇の席のサラリーマンと思しき輩がぎょっとこっちを見る。
お母さんにこの間切ったばかりの髪の毛のうなじ部分を撫でられる。気持ちがいいと褒められる。
帰るころ、隣の席に新たに来た二人連れのサラリーマンのうちのオヤジのほうが我々の会話に声を挟んできた。 自分はいい加減だとか、単身赴任だから家に帰っても一人で寂しいとか言い出すんで、 馬鹿抜かせ、一人が寂しくなくなってこそ一人前。寂しいからって女連れ込むなんざ、愚の骨頂。そういう風だから女にもてない、大体S23年生まれなぞ、若造ではないか!こう見えてもアタクシはS12年生まれだぞ!しゃきっとしてみろ!! と、申し上げたら、 付き合うには丁度いい等とさらに明後日の方向で話するんで、 誰がこんな半端な奴と付き合うかい! と、一昨日の方向にねじ曲げ勘定を払って出てきた。 なおも懲りずに席を立つ某ちゃんに、 しきりに次この店来るのは何時だと野暮天なことを聞いているので、某ちゃんもバッサバッサあしらっていた。
某ちゃんごめんね。毎度毎度、変なオヤジをやりすごせなくて。 お母さんごめんなさい。今度こそ大人しく飲みます。
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