天下無敵な過ごし方
ああ、今日も今日だねぇ。
ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2007年06月07日(木)

■会話
大魔人と久しぶりに5分以上喋る。しかも電話で。
術後の経過も大分良い様で、声がとても穏やかだった。
その雰囲気を察知してか、脇で獅子丸が喋る喋る。

「お、ネコの鳴き声がするな」
「飼ってるんですよ。こいつのせいで浅草に越してきたんですってば」

相変わらず、人のことに興味がなく忘れている大魔人。
矢張りアタクシのそれはこの人譲りだった。


■気になる男たち
少しの間隔があるけど、ここ数年気になっていた男たちの本を読むことが出来た。
一人は、佐々木道誉。鎌倉幕府倒幕から室町幕府初期までの武将。バサラ大名として有名。
北方謙三が書いたそれを読んだ。
たまたま、今長唄で楠公を聞いているし、南北朝がとてもあやふやだったので、
それらの登場人物の立ち位置などが判り嬉しかったが、
知りたいと思っていたところは描かれておらず、文章も馴染めなかった。

もう一人は、根岸肥前守。
日本史で言うと松平定信が失脚したころ、時代劇で言うと鬼平と金さんの間の時代、
62歳で南町奉行に就任し、その後18年間その職にあった人。
元は御家人だから、かなりの出世。元祖刺青奉行。
耳嚢(江戸の町に伝わる奇異な話をまとめたもの)の著者でもある。
残念ながら、耳嚢は現在書籍化されていないらしい。(学術本は知らないけど)
こちらも初手出しの作家。(名前失念)
文章が好きとは言い切れないけど、連続短編集だし、
どうやら今現在3冊目まで出ているそうなので、
しばらく付き合ってみようと思う。


■道具
稽古で揃いの浴衣を誂えることになり、反物を買った。
が、如何せん反物なので、それを浴衣に仕立てなければならない。
一念発起して、自分で縫うことにした。初体験ではないし。
で、道具を買いに行ったのだけど、あれもこれもと揃えていたら、
仕立て代と変わらないぐらい費用が掛かってしまった。
買った教本は、男女とも単長着から襦袢、羽織袴まであるので、
ええい、元取るつもりで寸足らずの裄や袖丈もこれを見ながら直しちまえ。
たけぞ氏の浴衣も縫っちまえ ということにした。

全部が出来上がるのがいつかは未定だけど、揃いの浴衣は今年の夏に着るらしい。
今週末あたりから手をつける予定。



 ←もどる  いちらん  いく→


濁蔵 [MAIL] [よろず雑録帖] [店始めました]