ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
■会話 大魔人と久しぶりに5分以上喋る。しかも電話で。 術後の経過も大分良い様で、声がとても穏やかだった。 その雰囲気を察知してか、脇で獅子丸が喋る喋る。
「お、ネコの鳴き声がするな」 「飼ってるんですよ。こいつのせいで浅草に越してきたんですってば」
相変わらず、人のことに興味がなく忘れている大魔人。 矢張りアタクシのそれはこの人譲りだった。
■気になる男たち 少しの間隔があるけど、ここ数年気になっていた男たちの本を読むことが出来た。 一人は、佐々木道誉。鎌倉幕府倒幕から室町幕府初期までの武将。バサラ大名として有名。 北方謙三が書いたそれを読んだ。 たまたま、今長唄で楠公を聞いているし、南北朝がとてもあやふやだったので、 それらの登場人物の立ち位置などが判り嬉しかったが、 知りたいと思っていたところは描かれておらず、文章も馴染めなかった。
もう一人は、根岸肥前守。 日本史で言うと松平定信が失脚したころ、時代劇で言うと鬼平と金さんの間の時代、 62歳で南町奉行に就任し、その後18年間その職にあった人。 元は御家人だから、かなりの出世。元祖刺青奉行。 耳嚢(江戸の町に伝わる奇異な話をまとめたもの)の著者でもある。 残念ながら、耳嚢は現在書籍化されていないらしい。(学術本は知らないけど) こちらも初手出しの作家。(名前失念) 文章が好きとは言い切れないけど、連続短編集だし、 どうやら今現在3冊目まで出ているそうなので、 しばらく付き合ってみようと思う。
■道具 稽古で揃いの浴衣を誂えることになり、反物を買った。 が、如何せん反物なので、それを浴衣に仕立てなければならない。 一念発起して、自分で縫うことにした。初体験ではないし。 で、道具を買いに行ったのだけど、あれもこれもと揃えていたら、 仕立て代と変わらないぐらい費用が掛かってしまった。 買った教本は、男女とも単長着から襦袢、羽織袴まであるので、 ええい、元取るつもりで寸足らずの裄や袖丈もこれを見ながら直しちまえ。 たけぞ氏の浴衣も縫っちまえ ということにした。
全部が出来上がるのがいつかは未定だけど、揃いの浴衣は今年の夏に着るらしい。 今週末あたりから手をつける予定。
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