ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
土曜日、まだ薄暗いうちに家を出て、車に乗せてもらう。 所用あって中央道経由で京都入り。 京都、土砂降り。 あぁ・・・。 雨ニモ負ケズ 着物をきて、自分で言うのもあれなんだけど、 今回の着物もとてつもなく似合ってまぁ、鏡を見て惚れ惚れしたことよ。 「そのままで口きくな」とのお達しすら出てしまい、 出来るだけネコを被ることに。
二寧坂(二年坂とも)のいちせん。 秋の夕べ と題された催し物の会場。 雨音を染めこんだような情緒ある音曲。 2曲演奏されて、どちらも秋を代表する有名な曲(らしい)。 三味線、琴の音色・唄方の声・会場の音響が絶妙なバランスでおさまっていて、 30分ほどの演奏だったけど、とても素晴らしいものだった。 おっしょさんの三味線は、聴いていると風景が浮かんでくる。 それにおっしょさんの奥様の三味線が加わると、空気のようなものが感じられてくるのだ。 二次元が三次元になるようなそんな雰囲気。 りんと肌寒い秋の夜にそここで鳴き始める秋の虫たちを感じた。って。 夫唱婦随の極みなのか、二人で演奏しているときにおっしょさんはそれはそれは楽しそうで、 あとでおっしょさんご本人に聞いたら、 今まで一緒に演奏した誰よりも自分が思うとおりの合いの手を入れてくれるそうで、 それはたった一度のリハーサルでOKなのだそうだ。 はぁ〜〜〜とため息。
演奏後に会食。 そちらも秋の味覚満載で、目に嬉しく口に美味しい料理が次々と。 もうお腹いっぱい・・・これ以上は食べられん と思っていても、目の前にお皿が出てくると、 ついついぺろりと平らげてしまう。 ここの料理屋さんは、普段は昼間しか営業していないらしい。 名物のカレーそばを食べに行こうと心に誓う。
これから定期的にこのような催し物をするらしい。 次は何?がとても楽しみ。
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週末前に注文していた本が入っていたので、引き取りにいった。 店長君は、どうやらたけぞ氏やあたくしの本の好みが判ってきたらしく、 つぼを突いた本を仕入れてくるようになった。 装丁が気に入って、出久根さんの随筆をまんまと買わされた? 秋の夜長に読むにふさわしい質感かも。 特に雨の日には いいかも。
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