天下無敵な過ごし方
ああ、今日も今日だねぇ。
ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2005年09月28日(水)

●獅子丸と時間
毎朝6時にアタクシを起こすのが日課になっている。
それをぴかりん姉さんに話したら、
「くうちゃん(姉さんちのアメショ)は、頼んだ時間に起こしてくれるよ」と。
ならば獅子丸も?と実験をしてみた。
夜寝る前に「明日は6時半に起こしてね」と云ったら、ほぼその時間に起こしてもらえた。
おぉ〜!感動。
獅子丸の起こし方は、人の顔のそばで「にゃぁあ〜〜〜」と鳴くだけなのだけど、
それでアタクシには十分。
で、昨日は「明日は6時15分に起こしてね」と頼んでみたら、
5時50分と6時と6時15分の3回に起こしにきた。
どうやら、6時15分 という言葉の意味が判らなかったらしい。
うちでの時間が関わる会話には、〜半というのは頻繁に出てきても、
15分なんてないからか?
今度は違う時間で試してみる。

獅子丸は、人を起こす=一緒に遊ぶ と思い込んでいるので、
起きた後、しばらく相手をしないとむくれて鳴き喚く。
そして叱られて、人がお弁当を作っている足元でいじける。


●不思議な病院
痛いのを堪えてネットで「鼓膜 破れ」で検索してみたら、
アタクシの状態は、救急ではないらしいので、翌朝に耳鼻科に行くことにした。
木曜日でも診察してくれる専門医が、たまたま家の近所で女医さんの病院らしい。
住所を見ると、そこの前を通るたびに「ここって開業してるの?」と訝しく思っていた病院だった。
若干の不安を抱きつつも、そこだけが妙に新しいアルミサッシの引き戸を開けた。
中は、京極堂ファンや宮崎駿のトトロ系のファンが喜びそうな、昭和初期のレトロな内装。
但し、ペンキはここ数年の内に塗り替えたようだし、床から天井まで掃除が行き届いて、
清潔感があって居心地がいい。
「こんな病院があったんだ!」と感心してしまうぐらい。
そんな病院だからか、結構混んでいた。
待合室の患者さんたちは、節度をわきまえた感じ。
小さい子だってとても行儀がいい。
治療が痛くて泣いてしった子に対しての、その親の周りへの気配りや、
周りのそのコへの寛容さは、昔の映画に出てくるような美しささえあるのだ。
待ってる間も自然と笑みが浮かんでしまう。あなめずらしや。

順番が来て呼ばれ、診察室に入ると待合室に違わずレトロ。
診察台や椅子など、長年使い込んできた感じのもの。
但し、掛かっているカバーは真っ白でぱりっとしてる感じだし、
他も汚らしさなど全然ない。
そして、女医さんは70代後半から80代前半ではなかろうかと思われる、
おばあちゃん先生だった。
今日きた理由を話すと、
とてもかわいらしく「長年病院をやってるけど、そんな理由で来た方はあなたが初めてよ」と驚いていた。
アタクシが椅子に座っても、台に乗らないと耳の穴を見るのに背が届かないくらいなのだけど、
診察はしっかりしていて、信頼できる感じだった。

傷は2週間ほどで必ず治るというお墨付きを頂いたのと、
素敵な病院を見つけたのとで、
ちぃと嬉しい怪我の巧妙 か。


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