ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
江戸時代に「付き馬」って役回りがあったそうで、 勘定の払いが悪い(あるいは踏み倒す)お客のところへ、 その店の者を勘定を払ってもらうまでとことん付かせるってことらしく、 これを商いにした「付き馬屋おえん」は有名なマゲ小説&ドラマ。 どうして馬なのか、前に何かで読んだのだけど、すっぱりと忘れた。 踏み倒した客を馬に乗せて掛け合いにいったか、 馬子を使ったからだとかそんなところだと思ったけど。 大概付き馬を付けられるのは、売り掛けがきくお店者(番頭以上)や侍(否浪人)で、 そうでない人々は「居残り」(代金分の労働をさせられるか、誰かが払いにくるまでかごの中に囚われてるか)だった気がする。
会社の近くに地域猫(♀)がいて、勝手に「にやぁんた」と名付けている。 結構長く顔を合わせているので、アタクシのことを見知ってはいるけど、 撫でてやるとすんごく嫌そうな顔をする。 時々痒いのかお腹がすいているのか、体を足にこすり付けることがあるけど、 決してアタクシのあとを追いかけたりしない。
今朝、出社すると、半地下の駐車場ににやぁんたが雨宿りをしていた。 アタクシの姿を確認するや否や、足元まで擦り寄ってきて、体をこすり付ける。 今目の調子が悪いので猫の毛なぞ入ったらぶり返してしまうから、 二、三度頭の後ろを撫でて中へ入ろうと門扉を開けたら、するりと一緒に入ってきた。 玄関を開錠して、事務所の中へ入ると入り口に座り込んでこちらをにらんでいる。 なんか、にやぁんたに対して借りでも作ったんだろうか? と自問自答したくなるような座り込みっぷりだったので記念写真を撮った。
しばらくしてかん様が出社。 まだ座り込みを続けるにやぁんた。 「あいつ、どうしたんだ?」と問われても・・・。アタクシもそれが知りたい。 程なくして、諦めたのかご飯を食べに行ったのか、姿がなかった。 もうちょっとで、何かあげてしまいそうだったので助かった。
アタクシがにやぁんたにするのは撫でるだけ それがアタクシが勝手に決めた二人のルールなのさ。
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