ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
しまさんの粋なお心遣いで、ひっさしぶりの歌舞伎座での芝居見物。
夜の部は
義経千本桜 (菊五郎(源九郎狐)と菊之助(静御前)、海老蔵(義経)錦絵のごとき艶やかさ。初音の鼓を貰った時の菊五郎の狐の踊りがじ〜〜んと泣かせた)
鷺娘 (玉三郎が綺麗過ぎて、文楽を見ている様な感じ。変わり身の素晴らしさは溜め息ものだし、最後の場面では胸がぐぐっとつまった哀しさでいっぱいになったさ)
野田版・研辰の討たれ (勘三郎襲名披露の。野田秀樹の脚本の芝居。台詞廻しの早いこと、洒落駄洒落、今風の表現、流行り言葉、横文字なんでも御戯れの歌舞伎を歌舞いた芝居。笑わせつつも風刺も利いていて、ふ〜〜む。最後のシーンなんざ、照明さいこ−!)
の3本。 楽しんで楽しんで、あっというまに、幕。
ほんと。こういう機会に触れる度に 日本人で良かったと思う。 のは大袈裟か。 時代劇や時代小説を好んで見ていたせいで、時代のお約束事は解説を通さなくても判るようになったし、 歌舞伎のお約束事もなんとなく判るようにはなってきた。
そういうのを判った上で、野田版みたいな芝居も見られて、もう今興奮状態。
7月の蜷川演出 十二夜 も行ってしまいそうな感じ。
快く送り出してくれた たけぞ氏、ありがつ。 来週はNHKホールに出かけるけど 宜しく。
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