ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2005年01月14日(金) |
みちえさんとおれおれ詐欺(振り込め詐欺) |
昨日の夕方、アタクシの携帯・蛙のたる吉が丹波版鬼平犯科帳のメロディーを鳴らした。 みちえさんからのメールだったので、また何があったのか?メールだからたいしたことではないだろう(みちえさんとは常日頃、「緊急なことや大事なことは(携帯)電話でちゃんとメッセージも残すこと。そうでない場合は、メールでもいい」と約束をしているのだ)と高をくくっていたら、とんでもない内容だった。
我が家にもおれおれさぎ?がありました。徳松(弟の仮名)だけどかぜひいて大変だと。私があまり質問するのできれました。折り返し徳松に電話すると元気でした。
ここまで長文を漢字仮名混じりで打てるようになったのか!とその成長っぷりを褒め称えたくもあるのだが、『おれおれさぎ?』『私があまり質問するのできれました。』とあることが気になったので、即効「どんな質問をしたのか?」と返信すると、「夜になったら電話して教えます」なんて、じれったいことを云ってるもんだから、電話して詳細を聞くことにした。
そのおれおれさぎ?野郎は、「徳松」と弟の名を名乗って、風邪を引いて39度近くの熱がある。仕事がいっぱいいっぱいでとてもつらい仕事を辞めたいと云ったらしい。 すかさず、みちえさんは「そんなにひどいなら電話なんかしてないで、病院に行きなさい!それよりも子供は大丈夫なのか?」と云った(多分叱りつけたんだとおもう)。 「子供には近づかないようにしてる」と偽徳松がいうと 「向こうのうち(よしこぴの実家・近所)は、預ってくれないの?!ちゃんとそれを頼みなさい」(と多分叱ったんだと思う) 「仕事が・・・」と偽徳松が話題を本来の目的であるほうに進めようとするのだが 「あんたの仕事って何?今、何してるの?あたしに手伝って欲しいの?いつそっちに行けばいいの?」と質問攻めにしたら、電話が切れたらしい。
大魔人に「今、徳松から風邪引いて大変だって電話が来たの」と報告すると、大魔人は(かわいい孫たちは大丈夫なのかの)確認のため徳松に電話したら、とてつもなく元気で、電話のことを伝えたら、一笑し「それって、仕事辞めたいけど、生活があるからいくらか貸してくれないかって云いたかったんじゃない?そんなに質問されてその答えを要してなかったから、パニクッて切ちゃんったんでは?」と。
偽徳松は、本物の声にとてもよく似ていて、風邪を引いたと聞いたときには、本人からだと思ったらしいのだが、「仕事がいっぱいいっぱい」とか「つらい」とか言い出してから、偽者とほぼ確信、多分あとは、みちえさん偽者で遊んでいたんだと思う。当人は「ほんとだったら困るでしょ。そんなどうしようもないこと言い出すなんて、お母さんのしつけが間違っていたのかしらなんて思っちゃうし」とは云ってる。よく云うわ・・・。 それにしても、話を聞いて大笑い大笑い。アタクシもその場にいなかったのが残念。
まず、徳松は、「つらい」とか「いっぱいいっぱい」類のことを一切言わない男なのだ。そんなに無理してしなければならないことは、己に向いていないのだから、とっとと見切りをつけてしまう というタイプでもある。 日々の生活は質素倹約に努め、きっちりと緊急事態用に小金を貯めているというし。たとえそういう目にあったとしても、感情的に「つらい」と云わず実務的に「生活していくだけの金をかして」とダイレクトに云うと思う。 それに、一番の笑いどころは、徳松君、「仕事」してない。 職業が未だ「学生」なので、仕事は「調査」だったり「研究」だったりで、「仕事」という単語を本人が使わない。
で、アタクシがみちえさんとの電話で、ふと自分の声が風邪のせいで鼻声なのに気がついた。尋ねると、やはりいつもとちょっと違う風に聞こえるとのこと。 徳松でダメだったら、偽アタクシってこともあるかもしれない。 「あたしと名乗った振り込め詐欺があったら、迷わず今まで伝えてある口座に振り込んでね!大魔人も何度か振り込んでもらってるから、ちゃんと知ってるはずだから。」としっかりと伝えて、電話を切った。
ま、そんなことがなくても振込は大歓迎なんだけど。 とにかく、未遂に終わったみちえさんvsおれおれ詐欺の顛末、これをご覧になった方のお役に立てれば ということで、幕。
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