天下無敵な過ごし方
ああ、今日も今日だねぇ。
ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2004年12月02日(木) 今更金比羅 多分その1

しゅらしゅしゅしゅ から はや1週間。
この間の日記もこの間のメールも いやまあ立派にヨッパで、
さほど気分が良かったに違いないと 我ながら思ったり。
ヨッパな時にヒトサマの日記を読んだりしてると、
なぜかメールを出したり BBSに書き込みをしたりしてることが多く、
送られた方々は、寛大に接して頂いているので、感謝してます。

さて、1週間ほど前のソの旅行、
我々は、徳島から四国入りし、行きは阿波池田(水野がいたところの地元と云えば分かる世代には分かる)を経由して金比羅入り。
山間ののどかな風景をのんびりと電車にゆられながら。
どこが?と云われては困るのだが、何となく関東の田舎の風景とも違う様な。

琴平駅は、良い感じで寂れている。
車両の通行量が少ないからなのか、駅から金比羅参道への道は石畳。
駅前や目抜き通り等にコンビニやファーストフード等の店がない。当り前のようで今では殆ど皆無のこの風景にえらく感激。(後にやや困ることにはなったのだが)

週末とは言え、平日の午前中。観光客もさほど多くない。
天気も良かったので、宿に着いて姑く休憩した後、金比羅参りをすることにした。
途中でペットボトルのお茶を買い、ぴろに教えてもらった方法をアレンジして、日本手拭いで簡易ホルダーを作ってそれを収めて、勇ましく石段をあがる。
やや恥ずかしいので、小声で金比羅船々を歌いながら石段をあがり、人が見ていないだろうところで踊ったりした。

途中に今回の目的の宝物館や奥書院があるのだが、それは下りにとっておいて、まずは元気なうちに奥社まで!
本宮までは、まぁそこそこ。
周りを見ていても息切れするヒトも居らず、わりと余裕な感じ。石段が多いせいなのか、前出の平日だからってことなのか、学生や児童の姿がない。我々でも若い方。足腰より口の方が達者な感じの方々が、グループやカップルで参詣している姿が多かった。

本宮から奥社までが、金比羅参りの真骨頂?!
山道を行くと階段があり、階段を昇るとまた山道があり、なかなか奥社まで辿り着けない。辿り着いた時の あまりの高さに吃驚した。この時は、すでに曇っていたので、晴れたら見られるはずの明石海峡がうっすらと群青色をしてるだけで、ちゃんと見ることが出来なかった。
そしてなによりも。奥社左側の岸壁の高い場所に彫られた、天狗とカラス天狗の2つの面。ガイドブックにもちらりと書いてはあったのだけど、現場は倒れた看板も復旧しておらず、親切なおじさんがいなければ、見逃すところだった。何時頃に彫られたものか分からないのだけど、ぐぐっと琴平の町を睨み付けていて、その威厳たるや年月を感じさせない。
ここまで登ったという記念にしっかりと社務所らしきところの参拝者手帳に記帳する。

山登りの怖いのは帰り道。ひざも口もにひにひと笑いっぱなしで、杖に頼りながら結構休憩を入れて、下山。
本宮まで辿り着いて、金比羅のお守りやら狗の置き物やらを買う。金比羅の忠犬物語は、何処ぞのサイトできっと紹介しているだろうから、そちらをご覧あれ。

そして、いよいよ、この旅の目的である 125年振りのお宝拝見〜。
いやもう。ホント この後、続々と現れる宝物を前にして、自分の言葉の平坦さを乏しさが恨めしいのだ。

続くかも。


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