ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
土曜日、ようやく北野武版・ビートたけし主演の座頭市を鑑賞した。
金髪の座頭市、はてさて・・・・・・
あたくしもたけぞ氏も思いのほか楽しんだ。
個人的に気にいったところは、 最後の最後にどんでん返し 2つ。 有名な天気雨の中の殺陣。 市の剣さばきの早さと、服部の殺陣の残酷さ。最後の一瞬の対決。 含み笑いできるほどのリアルさが出てる ごろつきドモとの独特の殺陣。 50分ほど経った時のシーンで、芸者のおきぬが、あたくしが今習っている「松の緑」を弾きながら唄った。三味線の指遣いがあってる。声も艶ぽくて小唄らしくて、なんだかやられたって感じ。 タップのリズムにのって、鍬を振るったり、田んぼで地団駄踏んだり。鉋のシューッと木屑が薄く出てくる様や、手斧(ちょうな)が丸太を荒削りする様、太鼓の音にも聞こえる木槌の音。 お座敷芸の様子。 市や芸者姉弟の衣装。(エンドロールで衣装でザインが山本耀司だと判る。更に調べたら本作で3回目のことらしい) などなど。
前に期待して観たラストサムライにはがっかりしたが、今回は期待通り。というところか?
今までの北野映画と、この映画は風合いがちっと違う。
そして、相変わらず 浅野忠信 台詞が聞き取れないので、何をしていても黙っている時の方がいい。
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