ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
●その1 今朝、掃除をする前に片付けをしていたら、ちゃぶ台の上にメモ書きを見つけた。 それには、こう書かれていた。
因果なカラス盆に腹病む
北の御方が 人生の悟りのひとつという感で ホテルの(ゆうさんかあたくしかどちらかの∴とどのつまりは他人のなのだけど)ベットに寝転びながら 云った言葉である。
それを書き留めておけと云われたようで、筆はあたくしのもので、御大層にカラスのイラストが添えてある。直筆だったら、前に貰った自画像へのへのもへじの下にでも貼っておくのだが。
●その2 上方では ふぐ のことを ふく と呼ぶらしく、それが福と語呂合わせで縁起がイイから 昨日はそう表記したのだけど、この間 フグ仲間で行った その店は、一見居酒屋風で敷居が低く、店の人も奢った感じがなくて大層気が良かったから、一層よかった。味・人・店が程よくあっていて、居心地のイイコト。とは云っても、味に評判のある店だから、そこの空揚げと雑炊と焼き白子はなんとも旨く、空揚げは、部位が分かるように骨ごと揚げていて、その部位ごとに違う味を楽しめる。骨ごと揚げてるから、食べずらいのではあるけれど、そこを器用に食べ尽くすのもまた一興。雑炊は、鍋を堪能した後にその汁で作ってもらうのだけど、そこにいれる白子の大胆なこと。3腹はいれた。火が通りかけたところで身をくずし、雑炊に惜し気もなく溶かす。なんともまろやかで口当たりが柔らかい雑炊。普段だったら殆ど料理も終りぐらいだと、お腹も一杯なので、お代りなどしないのだが、椀に2杯も貰ってしまった。焼き白子は、ぷりっぷりのよく太った白子をそのまま一人一腹。焼けてやや堅くなった薄皮を箸で刺してぺろりんと破り剥くと、とろりと柔らかな身がお目見え。塩をぱらぱらとかけて、ちょっとずつつまんでは舌に乗せると、淡雪のごとく口の中でとろけて無くなってしまう。舌鼓がぽぽぽんと鳴るあの独特の甘味がなんともいえず、恵比寿顔に自然となる。そして、その名傍役であるフグヒレ酒も数枚を一気にくれるものだから、その後は、普通の熱燗でコトが足りる。3〜4杯ぐらいは風味を出すことが出来た。もちろん、アルコールをさほど飛ばさなかったからなのだろうけど。 内容に比べたらお得なのだけど、それでもふく料理なのでそうやたらめったら行けない。また 来シーズンのお楽しみ。
●その3 昨日、北からプレゼントが届いた。贈り主は、北の小人の所縁の方で、その人がらに好感と興味を抱いている方なのだ。この間は残念なことに会えなかった。なんとまぁ、たいそう面白そうなもので、たけぞ氏がいるならすぐにでもやりたかったのだが、昨日の朝駅で別れた後、会っていないのだ。この絵札を書いている漫画家をたけぞ氏は大層好きらしいので、欲しがったりさわったりするかもしれないが、あたくしの許可なくしてはお触り厳禁にしておこう。にひひ。
●その4 このところ、また物の怪やら妖怪の類にココロひかれているようで、今日京極夏彦の「巷説百物語」を読み終えた。前に杉浦日向子の百物語を持っていたと記憶するのだが、とんと見当たらない。長野に持っていったのか?大御所水木しげるにそろそろ・・・と思ったりするので、今度の内職手当てが出たら、どど〜んと大人買いしてみようかと思う。 京極夏彦は おんちゃんに似ていて、まゆっこにも似てると思うのだが、どうだろう?今の処、前者の賛同者は居ない。
●その5 はかりごと・くわだてごと は、それを考えている時が一番楽しい。 一見無理そうでも、具体的にイメージをしてみると、存外そうでもない気になる。出来ると思ったら、5割は可能なのだそうだ。関係がないが前出の京極氏はインタビューで「小説を書くと云うことは、頭にあった物語を文字で埋めていく作業のことである」と云ってた。つまりイメージしたものを現実に表わすことをしているのだそうだ。あたくしは、宴会という頭の中に浮かんだイメージを現実に表わすのが好きなのだ。そのイメージ宴会に浮かんだメンツを浮かんだ会場に連れてくる、そこに酒肴を用意する算段をするのが好きなのだろう。日頃のそれはさておき、今はふたつみつ大きいのをイメージしている。それをいつ何処で・・・は 時がきちんと告げるだろう。
今日は いや 今日も 酒が旨い。 にひひ にひひ
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