ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
昨日、御贔屓?のケニヤ氏が 客演をしている芝居を観に ぴろを誘っていった。
スケジュールも気分も ちとそういう風ではなかったのだが、 いつもチケットを手配してくれる湘南Ω氏の強いお誘いがあり、 普段そこまで強く仰る方ではないので、「何ゆえに?」の好奇心が勝ち、 鑑賞。
行って正解。
ああも狭い舞台で あんな殺陣を見られるとは思わなかった。
薩摩藩士なら 「ちぇすとぉ〜」のかけ声は是非欲しく、 火消しなら 纏が欲しいところだけど、 多少 腰が引いて、ぶん廻しているところもあったが、 あそこまでの殺陣を見せるまで どれほど稽古を積んだのだろう??
なかなかどうして 圧巻。
役者もそれぞれの立場・キャラをきちんと演じていて、無理がない。 きちんと声を作っているようで、聞きやすい。 特に、隠れキリシタンの親玉の無気味なぐらい響く低音の声が、 その内に持っている 昔年の恨みが声になっているようで 惚れた。 憎まれ?役がよいと芝居がたつ。
そして、脚本がよかった。 伏線がきちんと張っていて、ストーリーが飽きなかった。 最後まで楽しめた。 やや ? なところもあったけど、幕末と島原、ほほうな組み合わせ。 で、何度も台詞に出てきた「自分の意思で・・・」は、 現代に生きるあたくしたちに投げかけてるメッセージにもとれる。
で、客演のケニヤ氏。 彼のもつ朴訥とも言える雰囲気が、役にハマっていて、台詞こそ少ないのだけど、 よかった。 彼の場合、台詞がなくても仕種や動作で笑わしてくれる。あれはアドリブなのだろうか? ただ、他の俳優さんたちがきちんと声を出してた分、彼の声が小さく感じた。 声質にも因るのだけど。
でも ホント 面白かった。 次も観てみようか?と 思わせる 演劇集団だった。
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