天下無敵な過ごし方
ああ、今日も今日だねぇ。
ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2003年06月26日(木) 役立たず

一昨日は、給料日だった。
寮に行った。行く度に、一昨年の夏に喜捨?した10万円を思い出す。出させられる。

久しぶりに、親方がいて、おんじぃややっちゃんやちょうさんがいた。
いつの間にか、目の前に冷えたビールが置かれ、手には箸と取り皿が。
焼酎の麦茶割を飲んで、親方が田舎から取り寄せた日本酒を冷酒で2杯ぐらいひっかけたあたりから、微妙におかしい。

・おんじぃの刺青をことごとくからかって遊んだり、
・親方と言い合いしたり、
・皆に「あたしはそんな卑怯なことしな〜い!」と啖呵切ったり、
・もっと美味い酒があるってきいたから、強請ったり

バクレンか?あたしは・・・。

食堂を出るときに、寮母さんがナスとキュウリを持たせてくれた。
「旦那さんに何か美味しいものを作って上げなさいよ」って。
もちろん、その日にそんなことを出来るわけも無く、期待されてるわけでもないが。

どうしてそうなったのか判らないのだが、
おんじぃとちょうさんとやっちゃんと飲みに行く。
すでにかなり酔っていたのだ。
だもんだから、店に着いたら、
やっちゃんが「車呼んだから おまえは帰れ〜」とな。
「歩いて帰るさ〜」
「いや、あぶね〜から」
「そう、車で帰りなさい」(飲み屋の女将さん)
「ふぁ〜い」

やっちゃんが運転手に「こいつ駅まで乗っけてって」と
お金を渡して、人をむぎゅーと車に押し込んで、
それでもあたしは機嫌よく「ばいば〜い」と別れた。

ここまでは、こんな感じで覚えている。

その後、どうやって自宅の最寄駅までたどり着いたのか判らない。
ただ、その駅のホームのベンチで座っていたら、
どこかの誰かが「電車、来たよ」と知らせてくれて、
上り電車にまた乗り込み、乗り込んだ瞬間に「ああ!しまった」と
思って、慌てて次の駅(会社のある駅)で降りた。
酔ってるもんだから、また下りに乗ればいいってことを思い出せず、
そのまま改札を出て、歩いた。
途中で、道の脇に座り込んで寝たことを覚えている。
どこかでまだまともな脳みそが、感じた人の気配に恐れおののいて、また歩き出したのも、ぼんやりと覚えている。
「通報されたら たまらん」と。


次に気がついたら、たけぞ氏が一生懸命介抱しててくれた。
吐瀉物の片付けもしてくれたらしい。
吐き気と頭痛で、立つことがやっとだった朝、
シャワーを浴びて出かけるよう注意された。

めまいと頭痛にさいなまれながら、ようやく出社したものの、
電話に出るのが精一杯で、何にもできない。
ただただ、机にうっつぷして寝る。
情けないことに、こんなことは久しぶりだが初めてではないので、
事情を察知したゆーこさんも「明日どうしても居て欲しいから、今日は帰って休んだら?」
と笑いながら云ってくれたのだが、帰り着ける自信がなかったので、
「電話番にだけでもおいて下さい」と頼んだ。

午後2時ごろからようやく頭を起こせるようになり、少し働く。
本当に少しだけ。


現場からセンムが戻ってきて
「やっちゃんがひどい二日酔で頭いて〜って言ってたぞ。そんなに昨日は飲んだのか?」と尋ねたので、
「ぼちぼちに」とだけ答えたが、
内心、この苦しさは、あたしだけではないと思うと嬉しく、自分だけ弱いのではないと思うと安心した。

やっちゃんは、あたしより3歳年下。
他の職人は、平気だったらし。あいつら 絶対妖怪。


そんな日だったから、いつもよりも益して何もしないで終わった。
そして、金曜日の朝、普通に出社しただけで、とても誉められるあたくし。


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