ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
| 2003年06月08日(日) |
北の蛍 第3話〜かわいいヒト〜 |
朝帰ってきた癖に、その朝に出勤するたけぞ氏。 大変だと思い「休めば?」と言ったら、「土日のどちらかが出勤になるのはイヤだ」と言って、出掛けた。なら、ちゃんと自分で起きろ。 モへちんと二人で見送ったら、やけに嬉しそうだった。
結構 かわいいヒトって 多い気がする。
ランチは おやびんとこの店に行くことにしていたので、ぼちぼち仕度を始める。 「佐藤コウイチが来るなら化粧する。おやびんに来るか来ないか聞いてみようか」と ややくねくねしながら言い、 着替え終えて、「昨日、しまさんから貰ったこれ付けて行くぅ〜!」と くねりながら嬉しそうに、力士ペンダントを付けた かわいいヒト。
駅で電車を待ちながら、まだ体内にも脳内にもアルコールが入っていない我々は、 ・おやびんは、旦那さんにどれだけネットのコトをカミングアウトしているか。 ・たとえ カミングアウトしていても、旦那さんがしている あ〜んなことやこ〜んなことをネットに曝して笑いを取っているとは思っていないだろう。 ・という前に、おやびんなんて 呼べんぞ。 ・でもきっと 我々は モへちん だの にごちゃん だの言われるに違いない。 と 推論し、兎に角、美味しいモノを食べるにあたって、 ●旦那さんのあんなことやこんなことは ミジンコも言わない。 ●おやびんと呼ばない と決めた。 このおやびん、黙っていれば 美人なのだが、その後、おされな銀座のカフェで、ゼスチャー付きで屁と肛門の話をスパゲティを食べながらしたり、自分で汚したところとウェイトレスがこぼした水でぬれたところのテーブルクロスを痛み分けだと言いのけたりするあたり、一筋も二筋もいかない輩なのだが、なんとなくどことなくかわいいヒトという印象を残す。
この方のお陰で、トイレに入って笑いが込み上げ、それを我慢した為に泣いたのは、生まれてきて初めての経験。
この方の旦那さんに 美味しいモノをつきだしでごちそうになったのだが、如何せん前情報が前情報だけに、きちんと目を見て お礼出来ない無礼者を演じてしまったのが悔やまれる....。
その会食で同席されたのは、しさしぶりにお会いするるる嬢@江戸本家清楚な奥様。今まで2回程お会いした時と全然印象が違うのだが、本人曰くこれが本当の私だと言う。とても上品な丁寧語を我々に向かって話し、楚々としているのだ。タンバリンを狂ったように叩き鳴らしたり、アタックナンバーワンを本当にレシーブしているかのような振り付けで歌ったりと 情熱的破壊的なあのるる嬢とは、別人のようだった。 と思ったのは、ほんの15分。 ビールのせいでほんのりと顔が赤くなり、ろれつが回らなくなってきているから、幼稚園だか動物園だかのバザーの会合に出るのはやめれ と3人で必死に説得したのに、息子と旦那の惚気話をしたいだけして、はらほれはれ〜と消えた。 かわいいヒト だよな。この人も。やっぱりシラフなところが信じられん。
昼寝をしたいが為にマッサージに行ったのに、かふぇで聞いた話のせいで、時おり緊張する場面あり。 前夜の酒が若干残っていた上に、昼食でも酒を飲み、多少疲れていた我々は、ここで一気に元気と若さを取り戻した。 そして、移動の地下鉄で寝ることで、それが裏打ちされたのだ。
そうこうしている時にも、携帯を鳴らすは、 モへちん‥平日に飲んだくれている我々を羨んだり、心配したりしているしまさんのめんこ〜いメールだったり、北だろうが南だろうがやってることはミジンコも変わらない達人・麦。ちゃんのまったりとしためーるだったり。 あたくし‥一夜の失敗をその後も引き合いに出されて可哀想と言えば可哀想なのだが、同じ蛍ファンであると言う長男を買収したり、あまたの作戦を練りだして、2週連続宴会に参加成功した果報者の清楚な奥様や、律儀さは理系ぽいんだけど、物腰や雰囲気に文系を漂わせる 宴会出席率と仕事率が高い なにげにモノノフ・レディが 宵の宴会の出席を知らせるメールだったり、ぴろやたけこと何となしに色が似ているので、もしかして、次代のうちのコはこいつでは?!と思ったりしているコから「いけないから 蛍をアルコール漬けしてスナックたけこに置いておいて!」なんて感じのメールだったり。
ふんとに、どなたもこなたも 北の蛍一匹に 右往左往して、かわいい限りで。
次の宴会に備えるべく、歩き回ることで、喉の乾きをさらなるものにした。 薬局で二日酔を防ぐ薬を買ったり、履いているだけで足が細くなると言うサンダルを買ったり、レトロな店を冷やかして、懐かしんでみたり。 が、如何せんネタがつきて、疲れたし、喉が本当に乾いたので、 開店時間4分前の鯛葉尾になだれ込み、だいちゃんからの「早いね〜!」という抗議に さくっと謝って、生ビールを出してもらうのだった。
その後の宴会の様子は、色々なところで語られている通り。
次の日、帰る日になって、ようやくたけぞ氏とまともに会い、3人でビックバードへ向かう。店主を誘うも、連日の宴会などでへばったようで。 ビックバードは、6階の展望台に、飛行機の離陸を見ながら、軽食やビールを楽しめるところがあるのだ。 そこへ行き、3人でビールの中ジョッキを注文し、今回体験した面白いことなどを話して笑っていた。ジョッキが空になるころ、ぴろ@うちのコがあらわれる。 さらに もう一杯ずつビールを頼み、飲んでいるうちに寒くなったので、そこを引き揚げた。 時間的にもいい頃だった。
搭乗口で、また会おうと約束をして、ちびの仕立て屋みたいに勇ましく荷物検査に挑み、通過して行くモへちん。 その小さな姿が、ゲートの向こうへ行って見えなくなるまで、3人で見送った。
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