ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2002年11月07日(木) |
微笑国旅日記 その2 |
さりげなく タイトルが違うのは 御愛嬌。 と言っても 今日はわりとシラフ。
いやなに、旅開けからこの方、予想した通りに仕事がバッタバッタしているのだが、 この時期、バッタバッタしてるのは あたくしだけなんだな。 で、ゆーこさんは 今週は「爆裂お片付けモード」に入っているらしく、 あっちの物置き、こっちのキャビネット を片付けしまくり、 おもむろに 夕方から 事務所の模様替えを始めた・・・。 机を移動して、キャビネットを移動して、 それらほぼ全てを 一人でしていたのだ。 あたくしは、副業の定期便の宛名データと継続履歴の作成に追われ、 机の移動を手伝ったぐらいだったのだが。 「このコンセント、何かしら?」と 独り言かホントに聞いているのかわからない。 「さぁ?何でしょうねぇ?」 「一旦抜かないと、この棚、退かせないわ!」 「あ、ちょっとま・・・・」 ぶちっ。 「・・・ってくださってないのね・・・・・・・」 一瞬にして、今まで作業していたPCのモニターが真っ暗に。 抜かれたのは、PCに繋がっているプラグだった・・・。
もう、力が抜けて笑っちまいましたがな。
まぁ、幸いにもそんなに損失がなく、30分ぐらいで直せたのだが。 「ごめんなさい。手伝えることがあるなら 遠慮なく言ってね」 「いや。大丈夫ですよ(そのまま片付けに邁進して、他のプラグのコトなぞ忘れちまっておくんなせぇ)」
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さてさて、一昨日の続き。
栓の開いたビール瓶を持って 意気揚々と部屋に来たね〜やん。 「栓抜き あったん?」 「違うの違うの!おにーさん、『どうしてこんなことで 呼び出すの?』って感じでね・・・」と ドアの方へ歩いていった。 「凄いんだから!」 と ドアを開ける。 外にあるんかい? 否、ドア枠のカギ等の為に彫り込んである部分(分かる?)に 瓶の頭を突っ込み、プレートの部分に栓を引っ掛けて、 てこの原理で開けるのが、 このホテルの 栓抜き。 ということらしい。 もちろん、かなり傾けるので、開けてる途中で ビールはこぼれる。 そんなこと マイペンラィ〜♪ 要は、気にするな ってことらしい。
ま、飲めればイイのよ。
その時、既にへたばってデイベットで寝始めたたけぞ氏。 お構い無しに、ね〜やんと二人、TVで放映しているドラマに勝手に台詞を付けて、興じる。 このリゾート地は、本当に日本人が少ないようで、 NHKが映らない。(バンコクは勿論、サムイも映った記憶が・・・) 子供向けのカートゥンネットワーク(アメリカのアニメチャンネル)や、 アメリカのドラマのチャンネルがあったのだが、 我々の好奇心を一気に煽ったのが、 SAHARA TV というインドの民営チャンネル。 インドの映画というと、 一人が踊って・皆で踊って・唄って・唄って花が一杯 というイメージなのだが、 いや、確かにミュージック・ビデオは まさにそれだったが、 ドラマは違う。 昼メロと 大分昔に流行った某局のジェットコースター・ドラマを 混ぜ繰り合わせたような感じ。 そんなのばっかりやってる。 簡単にヒトが殺されたり、逆境に陥ったり、誘拐されたり、 死んだと思ったら生き返ってみたり、 展開が早いのと、くねくね動く首の演技が素晴らしいのとで、 ホアヒン滞在中は、毎夜毎夜 楽しんだのだ。 誘拐された時の服装と、そこから逃げ出す時の服装が違ったり、 調書を取る机の上の照明が、不自然にずーっと振り子のように揺れていたり、 カメラが殆ど動かなかったり、かといったら 動き過ぎで分け分からんちんだったり。 突っ込みどころ満載!わお! もちろん、気になるところは全部 TVに向かって よっぱらいね〜ちゃん二人で突っ込みまくり。 ところどころ、英語の台詞があるのも 興味深かった。 まるで『りゃ!』の連載小説みたいに、 収拾がつかなくなるまで(或いはあきるまで)、 交互にアテレコしあって 遊んでいた。 時折、たけぞ氏も構ってあげないと と思い立ち、 寝ているたけぞ氏の顔に 足を近付け、匂いを嗅がせたら、 壁の方に逃げやがった!
コロンボみたいな刑事ドラマで、あたくしの体内電池が切れ、お開きに。 時刻は 0時を回った当り。(日本時間 2時ぐらい) どうせ 起こしても起きないだろうから、たけぞ氏はそのままデイベットに寝かせ、 あたくしは 一人、キングサイズのベット対角線上に寝た。
素晴らしく キモチが良かった。
翌朝、日本時間7時半に 目が覚めるが、もう一度寝る。 この時間、毎朝起きる時間ではあるのだが、現地時間だと 5時半。
珍しく、たけぞ氏が ヒトを起こし、 起こし切ったら、案の定、自分はまた寝てる。 旅の間は、朝はずーっとこのパターンだった。
あたくしの機嫌がそこそこ悪くなるぐらいで、 お互いの準備が整い、朝食に出かけると、 とんとんとゴルゴンは、既に朝食を済ませ、 第1回目のゴルフに わひわひと出かけるところだった。 そこは、ジャック・なんちゃら という20世紀最高のゴルファーが 設計に携わったという 由緒正しいコースだそうだ。
朝食後、今日のプランを立てる。 ビーチ&プールでのんびり過ごし、昼食ついでに街へ行こう。 完璧。
この時、たけぞ氏もあたくしも その後、降り掛かる災難に まだ気がついていなかった。
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ということで、話はまだまだ続くのであった。
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