天下無敵な過ごし方
ああ、今日も今日だねぇ。
ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2002年09月12日(木) 悲喜交交

なんだよな。
或いは 塞翁馬。
頭でわかっていても 体がわからん。
でも やっぱりそうなんだよな。
時間は交互にその大小を知らせずにやってくる。
ただ、逆らうのは昔に止めた。
それに身を任せ、そのまま身をおく。
次にくる時間がココロの置きどころを見つけてくれるまで。
傷付いたココロもカラダも 叩かれた鉄のように強くなってくれることを
ただひたすら願う。

MIFUNEを見たくて急いだ帰り道、
北の空がフラッシュのように明るいのが見えた。
花火?と思ったが、その光の筋で稲光りと分った。
ほっほ〜綺麗だなと思いつつ、家路を急いだ。
今思ってみれば、その空の下のヒトは難儀だっただろうと思う。
あたくしがそれを楽しんでみている間。
雷は未だ来ず。

入籍して今日現在で4ヶ月あまり。
未だ週末しか会うことのないたけぞ氏との結婚生活を
哀れむ人がいる。「かわいそうだね」「大変だね」と。
ただ単に惚れたはれた一緒にいたいで 添った訳ではないので
何が可哀想だか大変だか、言われてる本人がピンとこない。
時として 声しか伝えられないこの距離が、
相手を想う礎になる。
コイビトではない。たけぞ氏は夫であり家族なのだ。
この距離は、そんな気持ちを邪魔するには短すぎる。

未だあの映像をきちんとは見ていない。
一生きちんとは見ないだろう。
期せずしてちらっと見た。
あの映像をきちんとした理解をもって見ることは出来ない。
映画俳優のブロマイドのように、
テロリストの写真を嬉々として集めている子供達の
その世界を実世界の出来事と感じられないのと同じように。
それは幸せなのか不幸なのか?

みにから電話がきて、MIFUNEの途中だったのだけど、
「大した用事ではないけど話したかった」が嬉しかった。
彼女のあっけらからんとした口振りは、棘がなく、優しさを持つ。
みにの口癖を真似て、たけぞ氏に言ってみたら、
喜んで真似してた。
共通のかわいい知り合いは、会話に弾みをもたせたらしい。

あの人の背負ってしまった哀しみも気になるところではあるけれど、
冷たいようだが所詮他人の人生。
赤の他人がどうすることも口出しすることも出来ないのが現実。
ただ、あたしはあたしの毎日で、
楽しめそうなことを拾い上げて楽しんで、
過ごしていくだけ。
きっとあの人のコトだから ダイジョウブ。
あたしの気持ちを伝えて、それに答えてくれたら ダイジョウブ。

そう思って また一緒に楽しめることを気長く心待ちにして、
楽しいことを探してく。
でいいんだよな。 


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