天下無敵な過ごし方
ああ、今日も今日だねぇ。
ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2002年09月05日(木) 百日紅

この花が好きだ。
この時期、アパートのドアを開けると、隣の玄関脇に咲いている。
この花が咲いている間、たとえ9月になろうが、
道向こうの小学校では二学期が始まっていようが、
夏が続いている 気がする。
大好きな夏が。

名前の通り 長い間 花を付けている。
この花が 好きになり、
この花で その年の夏を思い返すようになったのは、
東京に出てきて、このアパートに住んでからだ。
このアパートに住んでいても、
空を見上げて 〜♪と思えるようになった
この2〜3年ぐらいかもしれない。
それまで、隣の家に 百日紅が 咲いていることすら
記憶にないのだ。
この花に気付いたことと その名前を思い出せたことが 嬉しい。


さっき、トイレに蚊取線香を仕掛ける時、
カマキリが 窓の格子にいるのを見つけた。
まだ、成長し切ってない カマキリのようで、
カマが小さかった。

以前は ふんだんに感じられていたものが、
今では 貴重な風物詩になっている。

昔は聞き分けられた 虫の声も
今では 何が何の声だか 分からない。

案外、忘れてしまったものは 大きいのかも。
まだ それに気がついていない 幸せな不幸の身であるかも。


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