天下無敵な過ごし方
ああ、今日も今日だねぇ。
ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2002年02月06日(水) 結局

本題に入る前に。
さっきまで、昨日放映していた「御家人斬九郎」を見ていたのですがね、
それは、昨日飲みに出掛けるのに、斬九のこと忘れてて、
夕方頃に思い出し、「ああ!」と嘆いてたのだ。
でも、まぁ、ビデオ録画なんて、ましてや予約録画なんて、
殆どしないので(だから普段ビデオの電源は抜いてある)、
「しょうがないねぇ、再放送を待ちますわ」なんて諦めていたところ、
今朝、出社してみると、机の上に1本のビデオテープが ちょこりんと立っており、
「!」と 思っていたら、案の定、かん様(うちの社長)が、
わざわざ録画しておいてくれたものだった。
朝から「おありがとうございまするぅ」なぞと酒焼けした声を張り上げて、
コートをぱたぱたさせながら、ヨロコビを表現してた バカ1匹。
いやぁ、斬九、よかったよかった。

で、本題。
土曜日の披露宴、その主役である A のこと。

(以下、読んでて あんまり気持ちのいいもんではないと思われ、
気の弱い方、争いごとが嫌いな方はお気を付けて。気分が悪くなったら、速攻読むのを止める方がいいです)

1.招待状 未着の謎が解ける
ことの起こりの11月28日、Aからの電話で、あまりにもつっけんどんに対応した事は、やはり心証を害していたらしい。
1月22日の仮説は、半分正解だったのだ。
まぁ、自意識だけは人一倍高い彼女だから、当然と言えば当然か。
同じく高校の同級生でパーティーに出席することを誘った えろみに、
「おきちゃんの態度が気に入らないから、招待状は出さなかった」と言っていたらしい。それは、けえこちゃん、最終的には本人に伝わったのだが。
あたくしは、けえこちゃんに「招待状が届いてないよ。だから行くつもりで予定を立て様にも立てられん。彼女から連絡先を聞いてないので、それを伝えられん」と言ったのだが、それをAにけえこちゃんは伝え、その時Aは「おきちゃんへの招待状、幹事に頼んで皆と一緒に出したはずなのに、おかしいね?郵便局ってそういうことあるのかなぁ?」と言い放っていたらしい。後日、えろみから真の理由を聞いたけえこちゃんは、とても怒っていたらしいが、そのことをあたくしに言えば、十中八九、あたくしが欠席することを確信してたらしいので(正解だが)、言わずにいたとのこと。
けえこちゃんからの報告で1月22日に再度電話を掛けてきたAに、「招待状が来ないから、来るなって言う意味かと思ってたよ」と言ったあたしに、「もう、出席扱いになってるから、来てくれないと困る」と答えたA。その時も、時間も場所もきちんと言えないので、「なら、もう一回送れ」と言ったのだが、その招待状が来たのは、パーティーの前々日の1月31日。パーティーが終った後、招待状の件を聞いていたけえこちゃんが「Aの嘘に我慢ができない!」と届かなかった招待状の理由を教えてくれたのだった。

2.結婚相手って?
Aの結婚相手は、あたしと専務ぐらい年が離れている。
が、「愛があれば年の差なんて!」というコトバは Aには存在しない。
えろみに本人が語ったところによると、
・家事を一切しなくていいと言われた。(それがプロポーズのコトバだったんだと)
・夫婦生活(いわゆる 夜の ってこと)をしない。
・キスも結婚式(教会婚だから)が 最初で最後。
が、結婚生活の最低条件だったらしい。
割り切ったと言うか、最初から仮面。
まぁ、結婚後に関係が冷えきってしまい、そうなる夫婦がいる事も知ってるが。
あたしがAから最初の電話を貰った時の「どんな人?」という問いに対して、
「年とっていて、ちびで禿げてるの」と言ったA。
「でも、気に入ったから結婚すんでしょ?」と聞くと、
「うぅん、そうでもないのぉ」
「なら、何で結婚しようと思ったの?」
「何でだろうぅ」

はい?

結婚後は、都内に住む事は聞いていたのだが、お相手は急な人事異動で現在地方に勤務してるらしい。
彼女は「一緒に付いていって地方で暮すのはまっぴらだわぁ。(東京で)パートも決まってるし」と言うので、「パートだったら東京で一人暮らしするのは大変だよ」と答えると「大丈夫、家賃とお小遣いは、彼が出してくれるから」とあっけらからんと言った。

はい?

「それって結婚?ただ籍を移動させただけじゃん」と言おうかともおもったのだが、呆れたのと あまりにもそういう事を自慢げに話しているAに対して嫌悪感があったので、言わずにいた。どうやら、あたくしは、嫌悪感をかんいる相手には、コトバを言う事すら勿体無く思う質らしい。

そんな奴の披露パーティーに出た理由は、
そいつを結婚相手に選んだ相手の顔を生で見たかったからだった。

後で聞いたのだったが、Aは前の男切れてないらしく(その男も酔狂なやつだと思うが)、そのことはAの友人が殆ど知っているらしい。「旦那には内緒にしてねぇ」とAが自慢げに語っているかららしい。(あたくしがAから聞いてないのは 友人ではないから)

3.パーティー
あたくしたちの席には、Aの短大時代の同級生もいた。悪魔心をおこして、短大時代のAのことを聞いてみると、高校時代とさして変わらん。まぁ、当たり前だが。言った内容とは裏腹に「こんなこと言ってるけど、あたしたち、Aちゃんが好きなの」と言ってくれたので、「そんなことを聞いたあたしは、Aは好きではないの。旦那の顔を見たくて来たの」と教えてみた。一瞬引かれたものの、何故か納得している様子。普通だったら、あたくしが毒舌を吐きはじめると、けえこちゃんやえろみが諭したり、止めたりするうのだが、今回は黙認されてた。いや、推奨か。「止めたりしないよ」って言われたから。そのうちの1人が司会を兼ねていて、「あそこまで よくプロフをまとめてましたねぇ」とその労をねぎらうと「Aは 時代時代全部に一言ずつしかコメントよこさないし、前職の上司は『(仕事で)ポジティブな面に関してのコメントはありません』って言われるし、すごくまとめるのに苦労した」と答えてくれた。まぁ、結婚式だから悪い事は言えないもんねぇ。その人の夫さんがあたくしの隣に座っていたのだが「彼女があまりにも悩んているので、一緒にコメントを考えてたんです。が、今日出席してみて、どうしてあんなに苦労していたのか分った」と教えてくれた。お祝のスピーチも見え見えのものばかりで、花婿に対するコメントでは笑いは起こるのだが、「Aさんが 松嶋奈々子より美人だと聞いていましたが、今日それを確認出来ました」なんてコトバに、満足げに微笑んでいたのは Aだけで、出席者は「おい、それ言い過ぎ」と言わんばかりに引いていた。(あたくしは 松嶋奈々子は美人だとは思わないのだが、それでも松嶋奈々子に失礼だろ、おい と思うAの容姿である)高校時代は、「今日は(服装が)ナンノちゃん(南野陽子)みたいだね」と褒めると「えっ?あたしってナンノちゃんに似てる?」と喜んでいたAを思い出してしまった。やはり、その当時、「Aは足がきれいでいいね」と褒めると「あたしって、(誉められるところ)足だけ?」と怒ったものである。その性格は変わっていないらしく、着ているドレスを褒めれられたくないから、一切触れないでほしいとのお達しがあったらしい。フリートークの時は、大概新郎新婦のトコロにお酌や冷やかし、お祝のコトバを言う為に群がり、順番待ちだってしそうなのに、各々1回ずつさくっとお酌だけしに行き、後はそれぞれのテーブルでは盛り上がっていて、ひな壇に2人だけという時間がかなりあったのだ。寂しさこの上ないような風景。極め付けは、唯一の余興の2人でデュエット・カラオケ。曲名をしらないのだが、浜崎あゆみとつんくのらしく、新郎が裏声を張り上げて一生懸命歌っていた姿は、涙を誘った。(しかも、知らなくても音が外れっぱなしなのは判るぐらい。2人とも)周りの空気を10度ぐらい冷めさせた状態で、新郎の遺言とも思える挨拶があり、お開きとなった。


はああ。結構毒が抜けたと思っていたのだが。

結婚観なんて人各々だし、結婚する理由に「愛」は必須だとも思わないのだが、どうもこうもムカムカするのだ。Aが。Aの言動が。それを判っていないのなら、旦那は哀れだとおもうし、判っていて容認しているのなら、憶測が飛ぶ。それが好みなのなら、「あばたもエクボ 史上最強版」
まぁ、これで、Aとは縁が切れたと思うし、切るのだ。合わないから。

あたくしは現在婚約中だし、多分そのまま結婚もするだろう。
ただ、Aの様ではないし、なりたくない。
そういうことは嫌いだと 改めて気が付いただけ、出席した意味があるってことにしよう。

もちろん、たけぞ氏は 一番最初に毒吐きに付き合わされた人である。


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