気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
いつも低いですけどね。 アニムとバルクが温泉に入った瞬間、彼らはすぐに出た。 「つ、冷たいっ!」 「あ、熱い! 熱過ぎる!」 二人はそれぞれ叫んだ。 「なんだよ、アニム! こんな熱いんだぜ!」 「お主には、熱く感じるのか?」 ロッジに備え付けてあった着替えを身につけ、彼らはベランダからロッジへ戻った。 「あれ? 早かったわね」 「ルイ、お主が入ったときはどうだったんだ?」 「え? 何が?」 「湯だ」 「温度? ちょっとぬるいくらいで良かったわよ」 ルイは温泉の側まで近づいて手を入れる。彼女には冷たさも熱さも感じないらしく「いい加減」よと言う。 「そんな」 アニムがもう一度手を入れるが、すぐに引っ込めた。バルクもちょっと指先を入れたがやはりすぐに引っ込める。 「どうなってるのだ?」 ロッジを出るが、他に異変があるところはないようだった、 湯が出ているところを触れると、そこからはルイの言う少しぬるめの湯が流れている。
草うららか
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