気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
そして、買うことが出来るっていいますね。 カーテンがしっかり閉められているのを確認してからルイは露天風呂へ向かった。バスタオルと着替えを側に置き、服を脱ぐ。塀は高く、露天風呂には屋根があるため、上からそう簡単には見えないようになっていた。それでも彼女は用心深くあたりを注意していた。それでも湯につかってしまうと、安心して羽を伸ばした。文字通り。 「羽と背中のあいだって、ホント、凝るんだよね〜」 などとのたまいながらも彼女はゆっくり浸かった。鼻歌を歌いつつ、ぬるめの湯に長く浸かり、それで身体が熱くなったら、手足を湯からあげてひんやりした外の空気を肌にさらした。 何事もなく、彼女は思う存分湯につかり、すっきりした表情でベランダからロッジへ入って来た。 「おお、どうだった?」 「すっごい良かったよ。魔力も落ち着いたみたい」 「それはよかった」 「アニムたちも入っておいでよ」 「ああ、早速」 バルクは既に一杯飲んでいた。
草うららか
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