気まぐれ日記
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2007年05月26日(土) この話をどうしようと勝手だ

 と、いうのも、この話をどうもっていっていいものなんだろうか?
 いや、ほんと、なりゆきなもんで。




 本来の自分がいなくなり、自分ではない自分が二人である内山を良介は不憫に思う。
 
 「で、ここはこうなるわけだ。ここまで理解できたか?」
 今日は隆宏の方である。内山はしゃべりだすまでどちらなのか分からない。朝は宏隆、午後には隆宏ということもある。
 「先生、放課後部室まで来てください」
 「なんだい? 岡崎くん」
 「先生の、それ、治します」
 「わかった。確か、オカルト研究部は三階の準備室だったね」
 正確には、準備室の半分。
 「はい」
 
 「内山先生。これからやる療法はあくまで本来の自分を取り戻すものですから」
 と、東可奈は言った。
 「それと、成功例はまだないです。何しろ初めてなもので」
 「え?」
 「いそうでいないのです。二重人格って」
 「......」
 「部長からの話では、極度のストレスによるものだと思いますが、それだけでもないような気がします」
 「結局、何が言いたいの? 東さんは」
 「治らなかったらごめんなさい」
 可奈は、あっさりと言った。


草うららか |MAIL

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