気まぐれ日記
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2007年05月10日(木) ふわぁー

 今日も今日とて公園では花見続行中。夜桜もキレイだなぁーと思いつつ通り過ぎる。
 でも、あの後雨というか、雷なってたんですけど......。




 田中玲子の日記

 連休気分も抜けて、ようやく日常に戻った。だけど、私の恋はいまだ春が来ない。相手は秀介だから仕方がないというわけ? 秀介は昔なんかいろいろあったって言うけど、それを癒せる女になりたいのに......私じゃ無理だって言うの?
 しかも、
 「秀介ー!」
 秀介に近づこうとすると、
 ドスッ!
 「あ、すんませーん!」
 足下にテニスラケットが飛んで来たりする。ああ、「秀介を愛でる会」とかなんとかってやつね。我が学校ながら変態ばかりだわ。
 秀介はこんなように、本人の意思とは無関係に「変態に好かれる」という体質を持っている。困ったもんだわ。
 その「秀介を愛でる会」のなんとかって奴よりも強力なのが......。
 「おい、秀介! 帰ろうぜ!」
 「先輩、あの、一緒に帰りませんか?」
 中野春季と東可奈だ。
 「ちょっと、中野先輩。邪魔しないでください?」
 「何? 可奈ちゃん? 別に俺は邪魔してねーよ。そだ、帰りになんか食って行こうぜ」
 「のみやのソフトクリームですね」
 「ちょっ、ここはトンデン軒のチャーシューメンだろ? それに可奈ちゃんはまだ中等部だろ」
 「関係ありません。私の予想ではのみやのソフトは今日半額です」
 「......じゃ、ソフトにするか」
 「ちょっ、秀介、おま、そりゃないだろ?」
 春季は男色、可奈ちゃんは魔女。あんたらの方があり得ないわ。
 「ちょっと、秀介......!」
 ガスッ!
 「すんませーん、ボールとってください」
 取れる訳ないでしょ! 私の意識が薄れて行く......。

 「あの、大丈夫ですか? 玲子先輩」
 どこかで聞いたことある声だった。
 「ここ、何処!」
 目が覚めた。後頭部がまだずきずきする。
 「上田先生は脳しんとうとか言ってたけど、大丈夫みたいですね」
 岡崎良介だった。学院きっての変態。秀介の弟だけど。
 「一人で帰れますか?」
 「え、ええ」
 立ち上がろうとしてふらついた。結構ダメージが強かったらしい。ふらつくその手を良介が支えた。
 「もし良かったら、背負っていきますよ」
 「え、ええ?」
 私が返事する間なく、良介が軽々と私を背負った。
 私は心に決めた。もう、追いかけるのはよそう。そして、私を愛してくれそうな人を......。

 年下はあまり考えたことはなかったけど。


草うららか |MAIL

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