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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
歯医者のアノ麻酔は苦手だ。(好きな方、いらっしゃったら連絡を) そこに現れたのは魔物だった。 「お前らを見込んでたのみがある」 森から出て、数日後のことだった。 彼女と虎は相変わらず旅を続けている。 「あなたは?」 「葡萄酒の魔だ」 「葡萄酒?」 「そんなに高級な魔ではないがな」 酒、煙草などの嗜好品には魔がつくという。程よく使用する分には人にほどよい快楽を与えるが、過ぎれば毒となる。そんな品には魔がいるとされる。 「神の次は魔物か?」 「森での事は風に聞いた。ぜひ力を貸して欲しい。クレン嬢は無闇矢鱈殺しをする人ではないと聞いたからだ」 「私は、神も悪魔も殺すつもりは無いわ。人だって同じよ」 「マレモン殿は聡明だと聞いた」 「魔にほめられるとは思わなかった」 「で、私たちに力を貸して欲しいとは?」 「実は......」 魔物は少し声を低くし、話し始めた。
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