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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
言わずと知れた「のだめ」の千秋先輩。昨日友人と話をしていてそんな話が出た。(友人はのだめのせいで本を落としそうになった) えーと、十一月末頃の日記をご覧ください。 田中学院 小等部六学年 六年生が行うクリスマスパーティーは二十五日終業式の後に行われる。まずは、豪華ランチでもてなす。これは毎年の事で学校側が用意してくれる。これは六年生も一緒になって食事をするのだが、今回は熊田けい子の指導により、六年生はパーティーが終わるまでお預けとなった。 「ふ、今はやりはこれよね」 女子はメイド、男子はボーイ。六年全員が支給人となった。だからジュースを注ぐのも、落としたフォークを拾うのも六年の仕事。衣装もばっちりそろえている。 「熊田ってさ、高等部の浅野美也子先輩と仲いいんだってよ」 「新聞部部長でオタクの?」 「そこ、ちゃっちゃっとなさい。焼き付け刃じゃやっぱダメね」 この日のため、けい子は全員に講習を受けさせたのだ。 次にビンゴゲーム。時間がなく決まらずにビンゴゲームとなってしまった。妥協してしまったと言っても言い。 「皆さんにカード行き渡りましたかー?」 司会を務めるのは我らがリーダー山川清太だった。着々と球を引いて行く。 「ちょっとここで、ブレイクタイム〜!」 と、そろそろ誰かがビンゴしそうな頃合いに中断。 「ここで世紀の占い師、ミスター山田に、占いをしてもらいまーす」 と、ミスター山田と呼ばれた生徒(六年、山田孝志・趣味占い)が現れた。 「ミスター山田、誰が一番にビンゴしそうですか?」 「うむ、次の次で、そこのピンクのワンピースを着た女子に当たりそうだ」 「そうですか。では行きます」 ミスター山田の占いの通り、次の番号では誰もビンゴしなかった。そして、その次の番号で、 「ビンゴ!」 「おめでとうございまーす!」 「占い通りだー!」 「今のはちょっとしたサービスです。皆様も、勉強の悩み、友達の悩みがあればどうぞ」 ミスター山田が去って行く。そして、ビンゴは続けられた。 「ビンゴで当たらなかった人には残念賞よ」 と言って配られたのは、キャンディーがニ、三個入った詰め合わせだった。 そんな感じでビンゴゲームはぐだぐだと進められた。聖劇なども進められていよいよサンタの登場である。 「サンタクロースを捕まえよう!」 「サンタクロースは何故われわれの目の前に現れない!」 「だから本当にいるのかいないのか、はっきりさせよう!」 という呼びかけで、サンタクロースを捕まえるという設定になった。 「サンタクロースは既にこの学校に隠れてます。皆さんでみつけてください!」 今までにない、ちょっと楽しげな展開に低学年の生徒が喜ぶ。 『はーい!』 と返事したとたん、ちりぢりになった。 しばらくして、「サンタみーっけ!」などと言う声、「へへん、捕まらないよーだ!」という声。 「東先輩のじいさんって」 「......」 結局サンタクロース(東剣ノ介・東可奈の祖父)は捕まらなかった。 「残念だったね、皆さん」 清太は本当に残念そうな声で言った。内心は「あのジジイ殺す」だった。が、そんな時、廊下が騒がしかった。 「メリーくりすまーす!」 会場にトナカイが入って来た。本物である。 「すまないの、皆には今夜プレゼントをやろう」 サンタこと、東剣ノ介がかっかっかっと笑う。それはそれは、サンタらしく。が、皆、トナカイに目が行っていた。 「ま、こんなもんじゃない?」 「それにしても、まさかトナカイが......」 「でもよ、予算オーバーだぜ」 もしかしたら、今年最後かもしれない六年生企画によるクリスマスパーティーだった。 ぐだぐだに終わる。
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