気まぐれ日記
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こうして母のパソコンから更新してますが、いろいろ不便です。 この『エンピツ』のお気に入り登録も見れない、アクセスも見れないですから……。 最近、『プロミスリングの作り方』『フィッシュボーンの編み方』というのも多い。そんなに作りたいの? 結構あれ、昔の話じゃなかったっけ?
「お前、ウォンテッダーか?」 座るなり、そう聞かれた。そりゃ、ここに来る客のほとんどはウォンテッダーだろ。美人(後ろからのスタイルの通り)の姉ちゃん、もしかしてこの場に慣れていないのかもしれない。 「そうだけど」 一応答える。 「私たちと手を組んでほしいのだが」 「だからよう、姉ちゃん。俺が手ぇ組んでやるよ」 姉ちゃんの隣に座っていた男が話しかける。姉ちゃんは無視。 「お前は腕も確かなようだから。受けるのであれば仕事の内容は外で」 「おい、美人だからって俺は容赦しねぇぞ!」 隣の男が腕をふるってくる。太っているからなのか筋肉なのかよくわからない太い腕。俺が剣の柄に手をかけるのを姉ちゃんは目で制した。代わりに男の首下に姉ちゃんの剣が入る。 「ここで騒いだら、皆の迷惑だろう」 男はそこでおとなしくなる。腕を下ろして剣を避け、元いた席に座った。 「受けるか?」 「あ、ああ」 「では、行こう」 姉ちゃんとともに俺は酒場を出た。代わりに食堂に入った。いたって普通の食堂だ。そういや、お昼に近い。イザリアに飯食うようには言っていないが、たぶん食べるだろう。 「待たせた」 「お帰り」 仕事仲間だろうか? 姉ちゃんが立ち止まった席には赤い髪の少年が座っていた。 「手の空いていそうなウォンテッダーを連れて来た」 「うん」 「名は……聞いてなかった」 「レイムだ」 そういや、お互い名乗ってなかった。姉ちゃんはヘネシー、少年はイーリスと名乗った。どっかで聞いたことあるな……。
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