気まぐれ日記
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2006年08月03日(木) 港まつり

 いまだ踊りの歌が覚えられない。(覚える必要もないけど)ただでもらえるうちわの裏に書かれてるんですけど……二曲あるうちの一つは特に。
 ここでクイズ。踊りの歌の一節。
 『♪〜水はきれいで 女もきれいだよ うちのかあちゃん まだこない〜』
 お祭りなのに、母ちゃんはなんで来ないのでしょう? 答えは誰か答えたら答える。(答える人いるのか?)あ、市民や近郊の方には回答権はございません。(市民で見てる人いるのか?)


 間違えた!
『♪〜来たよ 来た来た みんながそろったよ うちの母さんまだ来ない』
 だった。あれ? 『来ました』だっけ? ニュアンスは合ってる。


 そのガキが黙った。そのまま俺たちから離れる。
 「ちょっと! 一言でも謝んなさいよ!」
 「いいよ」
 まだカリカリしているイザリアを制する。イザリアも怒りをぶつけるところがなくなったためか、すぐに収まった。そして、じっと俺を見つめた。
 「レイム君っていくつ?」
 「二十五」
 「そんなに大人だったんだ」
 「なんだよ」
 「あんなこと言われたのに、怒らないなんて大人だなって思ったの」
 「大人だから怒らない、子供だから怒るってわけじゃないよ。怒る対象じゃなかっただけだ」
 ウォンテッダーは人により誤解されやすい職業だと思う。
 「それより、本当は学校通いたいんじゃないか?」
 「うん。でもね、あの髪飾りも取り返したいの。あれにはお母さんの思い出があるんだもの」
 「そっか」
 俺は少し彼女に感謝している。初めて、賞金首以外の目的を持てたんだから。


草うららか |MAIL

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