気まぐれ日記
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2006年07月27日(木) 今夜のご注文

 アレです。どっちの料理のアレです。
 北海道が出たのでちょっと。あのオバちゃんのラーメンが食べたかった。 で、ササダケというか、八雲。あのケンタッキーハーベスタがある八雲。一応特急が停車しますよ。(ツタヤだってあるんだぜ)
 で、なんで八雲というと、『七日のうち八日間は曇っているから』と、聞いたことがある。(八雲の在住者じゃないですので、真偽は不明)
 あと一日はどこにいった? ミステリー……。



 昼ごろ、目が覚めた。まだ身体が重かったが起きれないほどじゃない。それに見合わせたかのようにイザリアが部屋に入ってきた。
 「レイム君! 起きた? 聞いてよ聞いてちょっと聞いて!」
 「……落ち着けよ」
 まだぼんやりする頭を振って俺はイザリアの方を向く。彼女はもうこんなに元気なんだ、と。同じ薬を飲んだように思えない。
 「なんだよ? どうした? やっぱ勲章は盗まれちまったのか」
 文字通り手も足も出なかった。油断した、としか言い様がない。ウォンテッダーとして他人から出されたものを飲むのは自滅行為なのだ。例え相手が信用できるとしても、今回のように敵が変装しているということがある。
 「勲章は無事だったの。でも」
 「でも?」
 「リースリーズはそれが狙いじゃなかったの。髪飾りが盗まれたの。お母さんの形見の……」
 彼女はそこでぼろぼろと泣き出した。月並みだが、女の子の涙には弱い。どう対処していいか、いまだよくわからない。
 「でも、どうして……」
 その髪飾りにどんな価値があるのかわからなかった。
 「わかんない。でも、あれはお母さんが結婚する前、お父さんがプレゼントしたもので……そんな高価じゃないけど、お母さんすっごく大切にしてて私が壊してしまっても、直すって言って決して手放そうとしなかったの」
 リースリーズのことは聞いたことがあった。最初は歳相応の盗族で、安っぽいアクセサリーやかわいい服などを盗んでいた。それも主に店から盗んでいた。それがいつの頃からか、価値がないものを盗んでいくようになる。主に古いもの、とされるものを。
 「取り返したい」
 「取り返す?」
 「だから、レイム君について行きたい。私もウォンテッダーになる」
 「……はい?」


草うららか |MAIL

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