気まぐれ日記
DiaryINDEXpastwill


2006年07月02日(日) 遅い巣立ち

 燕って本来いつごろ巣立つものなんでしょう?
 なんか一ヶ月くらい遅れてるような……。北海道だから?
 でも、卵からかえって(というのは見てないけど)親鳥からエサもらい、どんどん大きくなって巣がぎゅうぎゅう詰めになって、元気に飛び回っているという一連を見て、なんかちょっと得した気分です。
 ところで、ツバメの巣が作られる家は繁栄するって言われているんですか? また、それが本当ならどうして? 教えてくれぃ!(ネットで自分で調べれ)



 斉藤直行(なおゆき)。田中学院高等部二年。
 身長は平均より低い。小柄で街に出ると中学生悪くすれば小学生に間違えられる。その顔もまた、年齢に相応しない。
 
 名は体を表すというが、彼の場合それを見事に体現している。性格はまっすぐで、悪く言えばそれと向かうと周りが見えない。熱血系男前の性格である。
 「おら! もう三周!」
 そして、彼は柔道部主将だった。小柄な身体を生かし、その小さな身体に秘めた力がどこにあるんだろうと思われるほどの怪力を発揮する。
 「やってるわね」
 「倉本んとこもジョギング?」
 「いーえ、罰ゲーム」
 剣道部主将の倉本綾名は笑いながら答えた。
 「罰ってなんの?」
 「私が片手で試合して負けたメンバー」
 「ほとんどじゃないか?」
 「困ったものね。手加減しなくていいって言ったんだけど」
 「倉本がムチャなんだよ」
 「皆ー、あと二十周ね!」
 えーとか、うっわーとかそんな声が聞こえる。
 「だから、無茶苦茶だって」
 そう言って直行はふと思い出したことを口に出した。
 「そういえばさ、岡崎って強いって聞いたんだけど……」
 「うん、そうよ」
 あっさりと肯定する綾名に直行は呆然とした。 


草うららか |MAIL

My追加