気まぐれ日記
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2006年06月15日(木) どーしよーかな……

 むううぅ、ちょうど良い日(イベント類)に休みがあるの。一泊二日で行けるのがいい。でも、でも……その次のイベントがぁ!
 だけど、運悪く仕事が入る可能性大。(書いてあることはアテにならない)それならいっそ先の方のイベント行った方がいいのか? ……迷う。(いっそ、大阪?) 

 なんの話だ。(笑)



 帰宅した良介は自分の部屋へ向かう。その時に兄の秀介とすれ違った。
 「あ、ただい……」
 「良介、何憑けてる!」
 秀介は叫んだ。弟と違い、この兄だけは霊感を持ち合わせている。
 「え、何? 兄貴どーしたの?」
 「だから、憑いているんだ。何か」
 「何かって?」
 「見たところ霊とかじゃないみたいだが……。そういうのお前の方が詳しいだろ? てか、お前見えないしな。とにかく、何か憑いてる」
 「可奈ちゃんに聞けばわかるかな」
 秀介の心配を他所に良介はのんきだった。部屋に入りジャージに着替えると、家の南側にある道場へ向かった。 
 岡崎家は普通のサラリーマン家庭だが、道場でもある。古武術で系統はなんか古いがとにかくすごいということしか良介は知らない。跡継ぎのくせに。彼の祖父、甲之助がそうするというからには従うしかない。ともかく、岡崎家は祖父が一番である。
 帰宅すると時間問わず祖父は良介と組み手。これが健康で長生きの秘訣の一つかもしれない。
 「おじいちゃん、お手柔らかに」
 「ふん。お前は当にわしを超えてもいいはずだが……いつまでたっても上達せんな」
 「いや、俺、まだまだだから」

 その日は特に何事もなかった。何事もあったのは彼が布団に入ってからだった。
 「よう」
 誰かの声がする。布団に入ってからすぐに寝れたと思っていたのだが彼は眼を開けようとする。開かない。真っ暗な中、声だけが続く。
 「お前さ、あのじいさんをなんで勝たすんだ?」
 「あんた、誰?」
 「あんたら人間が言う魔だよ」
 「魔……」
 「そうだ。それも強力な魔だよ。自分で言うのもなんだけど」


草うららか |MAIL

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