気まぐれ日記
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いや、首が疲れる仕事なんすよ。 昨日は十二時で返されましたって、さっきも書いたな。(別なトコで) ともかく、今日明日はお休み、お休み。
さっき、自分の日記三、二月分を読み返したら……あまりのひどさに、目の前が見えなくなりました。 心を入れ替えて(新学期なんで初心に帰って)この日記を書き続けたいと思います。
って、今日はエイプリルフールなんだよね。(笑)
ごめーん、多分、まったりとくだらなく、自分の妄想をつらつらと無駄に即興で書き続けると思います。そんなんでよかったら、よろしくお願いします。
その後の話
「そいで、その妖魔を放っておいたのか?」 レイヨンはいつものように魔剣の品定めをしながら聞いた。ブロードとは旧知で、相変わらず宿の主人をしている。そして、魔剣のコレクターでもある。 「これもらうぜ」 「毎度」 ブロードはあまり商売っ気がないため、レイヨンが買わない剣は彼が競売してしまう。魔法が掛かっているという事で彼の店に常時通っている商人も多い。 「あとのは預かるぜ。それと、これはこの間の売った分だ」 「こんなに?」 「魔法が掛かっている剣はよく売れるんだよ。なんでお前はそうも淡白なんだ」 「珍しくないし、呪い解かなきゃなんないし」 彼、曰く魔剣は世の中にごろごろしている。ただ、呪いがかかっているせいで人はうかつに使うことが出来ない。ただ、彼の場合、魔法効果を残し呪いを解き、使えるようにしてしまう。 「お前が使えるようするから、売れるんだよ」 「ほんと?」 「ん? 誰だ?」 ブロードの声でない声が響いた。ブロードもレイヨンをあたりを見回す。そんな声を出す客もいない。 「エリュウス!」 ブロードには聞き覚えのある声だった。たった今、レイヨンに話していた妖魔だ。 「ブロード、あなたにそんな能力があるのね」 エリュウスはカウンターからにゅっと出てきた。 「なんで、ここに?」 「ついてきちゃった。お願い、ブロード。私を剣にして。そーすれば余計な魔力を吸わずに済むし、淋しくもない」 「でも、俺、剣は作ったことないし……」 「友達が魔剣になったことあるから、それは大丈夫よ。まず、ごく普通の剣を手に入れる」 レイヨンをちらっと見る。彼は店を出て、納屋の方へ走っていった。やがて、剣を一振り持って戻ってくる。 「これに私が宿る。付加する呪いをブロードが解く。これで完成」 「意外に簡単じゃねーか?」 と、レイヨン。エリュウスは無視する。 「エリュウスがつくことで、この剣はどんな特製が付くの?」 「うーん、どうしようかな?」
「なんでも、もてる剣があるそうだ」 ブロードはまた別の町でそんな話を聞いた。 「持っているだけで魅了するってな。剣としては全然使えないって言うが、もてねーヤツは噂だけを頼りに血なまこになって探してるらしい」 「ふーん」 ブロードは、あのときの惨劇を思い出す。レイヨンが気に入って店に飾ったが、その後、老若男女関わらず、全てのものがレイヨンに詰め寄った。で、レイヨンは店に飾るのをやめ、即刻売った。それが流れに流れて今、どこにあるのかわからない。 「ある意味、呪いだよな」
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