気まぐれ日記
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気づいたらもう、五月。明日は憲法記念日……。早いっすね。
「あら、一人でまた来たの?」 「ああ、そうさ。その子は、親に返す。そう決めたんだ。その子が生まれたときからね」 女王はくすくす笑った。 「あの子ならさっきの部屋にいるわ。今夜にでもあの子を食べる。でないとわたくしも持たないの。あの小さい子を逃がしたのもあなたね、レスティ」 「……そうさ。お前のためにもう犠牲を出したくないんでね」 「今、わたくしがいなくなったらどうなるかしら」 「平和だろうよ」 女王はやはり笑った。 「さ、これでおしゃべりは終わり。覚悟しな」 「覚悟をするのはどっちかしら」 女王とレスティはにらみあう。女王が動いて悪魔たちを作り出した。今回は、道化師のような悪魔たちがレスティに群がった。 「ふん、こんなものであたしをどうにかできると思っているのかい?」 道化の悪魔は人形に戻り床に倒れる。 「ふうん、参ったわ。あの子に会ってきたらどうなの?」 「言われなくてもするね」 レスティは先ほどの部屋、隣の部屋に向かった。コウはベッドの上で寝ていた。 「コウ!」 両腕に血が流れた後があった。シーツに血の跡が残っている。真っ青な顔のコウがそこに横たわっている。 死んでいる? 彼は瀕死だった。
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