気まぐれ日記
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仕事場にあった。携帯電話。
彼女は高校生として、この世界を見ることになった。 異世界へ向かう理由は、高位魔女として見聞を高める。広い知識を持つという意味で行われているが、実際ははっきりとした理由は教えられていない。人によっては、この世界の過去、または未来へ向かうらしい。 「理紗、あなた、自分が行く学校の場所わかる?」 母がそう尋ねてきた。この世界では、彼女にとって母である。彼女はなるべく遠慮なく母と思って甘えることにした。 「わかんない」 正直に答える。ここへ辿りつくのですら聞いてきたのだ。土地勘は全くつかめていない。 「じゃあ、一緒に行きましょ」 母が言うには、手続き云々とともに学校に挨拶に行くという。ちなみに今日は授業はないらしい。 「ちゃんと覚えるのよ」 「はーい」 高等学校は案外近くにあったのですぐに覚えられた。生徒は今日はいない。担任になるという先生に挨拶して、説明を受ける。とにかく、今は春休みなので授業はまだないらしい。教科書の購入や授業料などいろいろなの説明を受けて帰ってきた。彼女は半分ほどしか聞いてなかったが。 いろいろ、準備があるのね……。 本当は編入のための試験というものがあるらしいが、彼女はそれをパスした。受けてパスしたのではなく、受けることをパスした。魔法で何とかなったから。 とにかく、彼女はその春休み中そろえるものはそろえておかなければならなかった。制服、ジャージ、靴類、教科書、鞄、筆記用具などなど彼女の世界で使っているものとは違うので、母とあちこちを回っていた。おかげで、この地域のことがだいぶわかった。
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