気まぐれ日記
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まーだ、ハガレンの最終回撮ったまま見てないのよ。これが。
静かになると、オーフはゆっくりと顔を出した。そこには誰もいない。 「アン、お前はまだここにいろ」 アンは小さくうなずく。オーフは穴から出て、階段を上がった。階段を上がった先にはドアがあり、それを開けると玄関口に出た。さっきの場所は地下室のようだ。 (洞窟じゃなかったのか……) 家の中はシーンとしている。念のため、家の中をあちこち調べた。どこもかしこも散らかっている。さっきの男たちが荒らしたようだった。 「誰もいないようだな」 彼は地下室に戻ってアンをつれてきた。 「派手に荒らされたわ」 彼女は憤慨したようである。 「全くあいつらは人のものをなんだと思っているの!」 黒いフードを掴み取って床にたたきつける。彼女は、やはりまだ少女だった。 「ああ! これまで壊していったの! 信じらんない! これ、おばあちゃまの咳止め薬なのに!」 床にこなごなになったガラスがちりばめられている。その他、いろいろなものが床に散乱している。 「ああ、ひでえな……」 改めて見て、オーフはつぶやいた。そして、この幼い少女がなぜこんな排除を受けなければならないのか、と思った。 「アン。もし、俺を食べて力が付くんだったら、俺は食べられてもいい。しっかりあいつらに痛い目見せてやれ」 「……やめる」 アンが急にしおらしくなる。それまでの勢いが急に引っ込んだ。 「食べるってどういう意味か、知ってる?」 「……知らんが、食べるに意味があんのか?」 「やっぱり知らないのね。だからいいわ。オーフ、あなたの力を借りたい。あいつらにこんなまね二度とさせないように」 「わかった。ただし、報酬はアンの思い出だ」
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