2005年10月23日(日) |
笑える本などほとんどない "Japanese Speech Of Bakushoumonndai" |
面白いと思える本は数知れず。 しかし、声に出して笑える本は数えるほどだと思う。 しかも活字のみで表現された本となれば、僕は「爆笑問題の日本言論」しか知らない。 いやいや、落語で笑えるのがあるぞ、という人もいるだろう。 僕は落語の本を読んだことがないけれど、おそらくあるだろう。 ただ、想像の域を出ないが、「爆笑問題の日本言論」はあらゆる笑える本の中でも、研ぎ澄まされたナイフのような、特別な笑える本に思えて仕方がない。 それはなぜか? 色で言えば無色透明な笑いだからではないか。 主義も主張も人情味もない。 ただ面白い。 余計なものがなにもない。 だから突出して笑える本なのではないか。 そんなこの本はとても純粋で美しくさえ思える。 まるであらゆるものを切り裂くためだけにつくられたナイフのように。
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