幸福って何ですか?という問いに即座に答えられるほど、それははっきりとしたものではないのは皆さんご承知でしょう。 ただ、一つ言えるのが、自分にとって当たり前のことが、幸せの要素の一つではないか、ということだ。 本人が気に入ろうがそうでなかろうが、現時点の自分のパーソナリティは、数々の要素によって構成されていて、例えば家族という要素一つでも、欠けてしまえば今の自分はないのである。 人はおそらく、常に現状の自分に満足したいという欲求があり、それは完璧には不可能である。 しかし、より満足したいという欲求に必要なのが、現時点にある当たり前の要素の数々である。 当たり前のように自分に対してあるものだからこそ、実感はし辛いが、そういう無意識に取り込まれてきたものたちを、再認識もしくは初めて認識したときに、幸せは実感できるのではないだろうか。 ただ、幸せな時よりも、比較的不幸せな時に、より人は幸せを感じやすい、悲しいかな。 失って初めて、それの大切さがよくわかる、と言われるのも、そういうことなのだろう。
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