| 2005年01月22日(土) |
筒井作品を振り返る3 My Favorite Tsutsui's Stories3 |
○秒読み(「薬菜飯店/新潮文庫」収録) 前半のパートは現実だったのか、それとも夢だったのか・・・ 僕は夢だったのだろうと思う。
○退場させられた男(「串刺し教授/新潮文庫」収録) 超短編。 芝居を見せられているかのような話。 世界観が独特で面白い。 世にも奇妙な物語で映像化できそう。
○分裂病による建物の諸相(「魚らん観音記/新潮文庫」収録) あり得ないことをドキュメンタリー風にかいてあるのが特徴的 個性的な一作
○建物の横の路地には(「魚らん観音記/新潮文庫」収録) 読んでいてなぜだか心が温かくなった。 ストーリーらしきものはない。 ただ、○○の横の路地には何々があって、というのが箇条書きで書いてある。
○こぶ天才(「宇宙衛生博覧会/新潮文庫」収録) 教育問題を扱った話とも言える。 天才はつくろうとしてつくれるものではない、と思う。 風刺のきいた一作。
○通いの軍隊(「おれに関する噂/新潮文庫」収録) 今後ありうる気がして、リアルに怖い。
○熊の木本線(「おれに関する噂/新潮文庫」収録) 主人公と共に現実にありうる不思議な世界へトリップした気にさせられた。
○たぬきの方程式(「国境線は遠かった/集英社」収録) 最後の一文にぞっとさせられた。
○欠陥バスの突撃(「国境線は遠かった/集英社」収録) 一個人のあらゆる人格を具現化させた人物たちが、一台のバスに乗っている話。
○フル・ネルソン(「国境線は遠かった/集英社」収録) 意味のなさが、面白いのかもしれない。
○酔いどれの帰宅(「くたばれPTA/新潮文庫」収録) ショートショート。 最後、作者が読者に語りかけてくるのが面白い。
○旅(「アルファルファ作戦/中公文庫」収録) カオスな物語。
○母親さがし(「メタモルフォセス群島/新潮文庫」収録) 勘違いで進んでいく話。 落語みたい。
○屋根(「原始人/文春文庫」収録) 「エロチック街道」に通じるものがある。 こういった作品は基本的に好きである。
―END―
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