| 2004年10月09日(土) |
通り過ぎるものと The Small Crack Which Lurks Daily Opens A Mouth Greatly Soon |
スーパーでレジのアルバイトをしていると、自分とは何の関わりも持たない人たち―店員と客という関わりはある―が目の前を通り過ぎていく。 今日、他のお客さんと同じ様に応対していたある一人のお客さんが、お金を支払ってもなかなか僕の目の前の位置から離れようとしないので不審に思って見ていると、やがてその人はバッグから何かを取り出そうとしていた手をそこから出し、僕の方を見てこう言った。 「通り過ぎるものと思ったでしょ」 そう言うとその人は、支払いを済ませた商品をそこに置いたまま、扉の方へと向かっていった。 よく見ると、置き去りになった商品の入ったカゴの中には、こう書かれた紙が残されていた。 <日常に潜む欠片ほどのヒビはやがてパックリと口を開ける>
―END―
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