爆笑問題の漫才はどういったものなのか? ざっと流れを追ってみたい。 (参考文献:「爆笑問題の日本原論2」幻冬舎文庫) 尚、参考文献は雑誌連載時のものを文庫化したものである。 また、<↑>はテーマに対するボケで、<→>はテーマに沿って応用させたボケ。 主に太田のボケのみを記載。
971216「ポケモンパニック」「女児殺害」「老人売春」「男児誘拐」「伊丹十三自殺」の巻(タイトルより抜粋)
<ポケモンを観ていた子供達がめまい、吐き気を訴える> ↑「案外強いんだな、見かけによらず」 [前フリ](他にこんなに騒ぎになったのは聞いたことがない) →「失楽園観て鼻血ブーのガキがいた」
[つなぎ](製作者側の慎重さが求められる)
<仮面ライダーを観てライダーキックを真似た子が、それが原因で友達を殺す> →「ウルトラマン観ててスペシウム光線出しちゃった奴がいる」
[つなぎ](最近子供の関わる事件が多い)
<同じ団地に住んでいた小学生を誘拐して殺した事件、犯人は捜索隊に参加していた> ↑「犯人が最初に『自分ちの冷蔵庫が怪しい』と言う」 ↑「しまいには『どうも俺が怪しい』」
[つなぎ](誘拐と言えば)
<赤ちゃん連れ去られ事件、犯人は「離婚した夫に子供を取られ、寂しかったので」。実は犯人の母親が計画をそそのかしたのか!?> ↑「犯人の母親曰く『大丈夫、私も未だに見つかっていないから』」
[つなぎ](子供の事件が多い一方、老人の犯罪増)
<71歳と64歳の姉妹が売春容疑で逮捕> ↑「なんともしわくちゃな話」 ↑「援助ばあさんと言われていたらしい」(※援助のされ方が間違っているという面白さがこのボケにはある。) ↑「別の意味で<寝たきり老人>」 [前フリ]老人の犯罪は今後増えるかもしれない、老人が老人を恐喝して老人から金を奪うとか。(※この例えは高齢化社会を反映したものであると思われる) →「老人が老人の日に老人ホームにいる老人に会いに行く途中で躓いて転び、その老人が死んでしまう」
(漫才END)
以上が連載一回分の漫才の流れである。 こうやって流れを追っていくと、改めてこれを一から考えるとなると素人ではなかなか難しいと思わされる。 こんなにキレがあり、多種多様な時事漫才は、なかなか他の芸人では作れないだろう。 あらためて面白いということを実感した次第です。
―END―
ついしん 分析は面倒になったので、流れだけを追いました。 ご了承あれ。
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