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「蹴りたい背中」綿矢りさ
2005年12月10日(土)
出版社/著者からの内容紹介
高校に入ったばかりの蜷川とハツはクラスの余り者同士。やがてハツは、あるアイドルに夢中の蜷川の存在が気になってゆく…いびつな友情? それとも臆病な恋!? 不器用さゆえに孤独な二人の関係を描く、待望の文藝賞受賞第一作。第130回芥川賞受賞。

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話題の本というのは、とかく期待外れだったりしますが、けっこうおもしろかったです。
斜に構えている女の子の苛立ちや矛盾や虚勢などが瑞々しく描かれていると思います。男の子の方も、背伸びせずおもしろい。
二人に対して嫌悪感を感じる人もいるかとは思いますが、私はすんなり読めました。(それは私がひねくれているから?) 文章も綺麗で読みやすい。
純文学というと、だからなんなの?と言いたくなるような作品が多い気がするのは私の偏見かもしれませんが、これはわかりやすいのでは?
恋と言ってしまえば簡単だけど、それを拒否してるところがいいですね。


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