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「邪魔 上・下」奥田英朗
2005年12月02日(金)
出版社/著者からの内容紹介
この小さな幸せは、誰にも壊させない
2002年版「このミステリーがすごい!」第2位
第4回大藪春彦賞受賞
及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供2人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴1年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作。

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最初は平凡な日常が描かれていくだけで、別にドキドキもしないんですが、後半のドキドキはすごい。
続いていくはずだった平凡な日常が、少しずつ戻れなくなっていく感じが、とても怖い。
登場人物というのは、なにをバカなと思う行動を取ったりするものですが、そこでどれだけ説得力があるかですよね。これは読みながら身につまされて、それで怖かった。電車で読んでて、ドキドキしすぎて気持ち悪くなりそうでした。ブラックホールに吸い込まれるように、思いもつかない行動に出てしまう時って、人間あるかもしれないなと思いました。
主人公は主婦の恭子なんだと思いますが、もう一人の主人公とも言うべき刑事とその周辺の話もおもしろかった。
★★★☆


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