真昼間、しかも炎天下の渋谷スクランブル交差点を渡るのも何年、いや何十年ぶりだろう・・・

鬼畜Ｍ女の日傘の陰に少しだけ入れてもらいながら、交差点を渡り道玄坂を登っていく。

「何か食べた？」と聞くと、『朝起きてからまだ何も食べていない』と答えるＭ女（以後これで行く、笑）

「しかし、暑いね〜　夏休みだから学生も大勢いるみたいだし」そんな会話をしながら歩いて行くと、左手に”冷やしうどん”の看板が・・・

『うどん、いいね〜』とＭ女が言うので、入る。

丸亀製麺 渋谷道玄坂店

”丸亀”なんて関東の人間が聞いてもそれが香川県の”地名”だとは思わないんだろうな〜　などと思いながら暖簾をくぐる。

当然、２人ともオーダーしたのは”冷やしうどん”

竹輪をトッピングして、二人並んでテーブル席に付く。　昔は東京で讃岐うどんを食べるのは結構苦労があったんだけど、最近は香川県から沢山のうどん屋さんが東京進出していて簡単に食すことができるようになった。

入店した時は店内比較的ガラガラだったのに、２人で食事している間に９割方席が埋まっていた。

１０分足らずでお店を出て再び道玄坂の反対側に渡り、ファミマに入る。

カウンターで煙草を買うＭ女、俺はドリンクコーナーへ

カゴに入れたのは、氷結レモン３５０ｘ４本　ジャスミンティーｘ１本、ウーロン茶ｘ１Ｌ　ガリガリ君（梨味）と、アイスチョコクランチ

『アイス溶けない？　大丈夫？』

「うん、大丈夫。　ココから２分ぐらいだから。笑」

ファミマを出てセブンを曲がって、実際２分以内だと思う。

このラブホには今まで来たことが無いというＭ女が、石畳を歩きながら『料亭みたいね』と言う

明かりのついたパネルは、平日の昼間にも関わらず４、５室ぐらいしかなかった。

『混んでるね〜、こんな昼間っから』

「うん、だね〜」

『どこがオススメ？　何度も来たことあるんでしょ？』

「ヒノキ風呂が売りだから、やっぱりヒノキ風呂の部屋かな」

『まかせる』

”２０６”のカギを受け取ってエレベーターを昇る。

つづく