宿泊客７人が死亡した広島県福山市のホテル火災は、被害者の名前が全く報道されていない。

それはそのホテルがラブホテルだったからだろう。

火事があったのは、福山市西桜町のラブホテル「ホテルプリンス」で、午前７時前、「煙が出ている」とタクシー運転手からの通報。この火事で、宿泊客１３人のうち男性３人、女性４人が死亡。ほかにも、従業員１人を含む３人の女性が重軽傷を負った。

　ホテルは３階建てで、部屋は２階と３階にあわせて１９部屋、２階の５人と３階の２人が死亡。ホテルの木造部分は１９６０年に建設され、鉄筋コンクリート部分は１９６８年に完成している。

　消防団員は、「窓の内側にベニヤ板が張ってあり、消火に手間取った」と話している。また、ホテルプリンスは去年９月を含め過去に５回、非常用照明や排煙設備などが建築基準法上不適格だとして、福山市から行政指導を受けていた。

　ホテルプリンスは、９年前の消防の立ち入り検査でも消火設備などの不備を指摘されていた。。。